JAF(一般社団法人日本自動車連盟)兵庫支部(支部長 長手 繁)は、集中豪雨などの悪天候に備えて、道路のアンダーパス走行時の注意を呼びかけています。日頃からクルマを運転する際には、このような標識、路面標示に十分注意し、豪雨時には不急の外出は控え、運転を避けることも重要です。
アンダーパスとは、交差する鉄道や道路などの下を通過するため、周辺の地面よりも低くなっている道路のことをいいます。アンダーパスは降雨時に雨水が溜まりやすく冠水する危険性が高いため、写真のような注意喚起の標識が道路脇に設置されています。
道路上にペイントで標示されている場合もあります
特に悪天候の時は、安易にルートを選ぶと車両が冠水や水没の被害に巻き込まれる危険性があるため注意が必要です。普段から降雨時にはこのような標識が設置されている道路を極力避けるルートを考えておくことも安全対策の一つです。また不急の外出は控え、無理な運転を避けるのも重要です。
注意喚起標識
LED式冠水情報板
側壁にある水深表示板
兵庫県内にはアンダーパスが178カ所(※)存在し、全国で3番目に多いエリアです。写真のような注意喚起の標識のほか、LED式や字幕式の冠水情報板などもあります。
※2022年3月末現在、国および地方自治体が管理する道路が対象
【大雨時に運転するときの注意点】
■路面状況に注意しましょう。
増水冠水によって道路の端がわからず、脱輪したり段差に乗り上げてしまいます。
■脱出のための道具を準備しておきましょう。
クルマが冠水した場合に備えるガラス割りハンマーや、シートベルトカッターを準備しておくと非常時に脱出が可能です。
また不急の外出は控え、無理な運転を避けるのも重要です。
【参考資料(JAFユーザーテスト)】
冠水路走行
https://jaf.link/46vKiWv
冠水時、時速10km・水深30cmの場合、クルマは走行できるか等をテストしています。
冠水関連の情報は下記URLからご確認ください。
https://jaf.link/4lzmrd0