プレスリリース

26台の搬送ロボが縦横無尽に商品を入出庫。作業負荷軽減し、ピッキング作業が効率化

リリース発行企業:オークラ輸送機株式会社

情報提供:


高層ラックと26台の搬送ロボットでシステム構成したSkypod

マテハンシステムの総合メーカー、オークラ輸送機株式会社(本社:兵庫県加古川市)は、一般用医薬品や医薬部外品などの卸売事業を展開するアルフレッサ ヘルスケア株式会社の九州物流センター(熊本県御船町)に、3次元ロボットピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」を納入。ピッキング作業の省力・省人化と業務の効率化を実現しました。

https://www.youtube.com/watch?v=qEQqViZjJO8


導入の目的
アルフレッサ ヘルスケアは、九州エリアの物流機能を強化するため、熊本市内にあった九州物流センターをアクセスに恵まれた熊本県御船町に移転し先ごろ稼働を開始しました。センターでは、約6,200アイテムの商品を保管し、九州管内にある43のデポとドラッグストアや薬局、薬店など約850店舗へ毎日納品します。こうした中で、バラ出荷品の6割を占める多品種少ロット品の保管スペースの削減とピッキング効率を高めるため、新たに3次元ロボットピッキングシステム「Skypod」を納入しました。



アルフレッサ ヘルスケア 九州物流センター

Skypodの特長
Skypodは前後・左右・上下方向に3次元走行する26台の搬送ロボットと、保管能力に優れる高密度なラックで構成しています。商品は専用コンテナに2アイテムずつ投入され、ラックに保管されますが、格納はすべて搬送ロボットが行います。
ラックの高さは天井まであり、建屋の天井空間の無駄をなくすとともに最大5,670コンテナ、約1万2千アイテムの商品を保管することができます。
一方、出庫もすべて搬送ロボットが行います。出庫指示が出されると、ロボットがラックから該当商品の入ったコンテナを取り出しピッキングステーションヘ運びます。ロボットは毎秒4mで高速走行し、1オーダー2分以内にステーションへ到着します。ステーションでは、作業者がモニターの指示にしたがい、コンテナから該当数を取り出しオリコンに投入していくだけです。

棚間を上下走行する搬送ロボット

搬送ロボットは秒速4mで走行する

作業者の手元まで搬送ロボットがコンテナを運ぶ

導入の効果
これまで多品種少ロット品は高頻度出荷品と一緒に平棚ヘ保管し、台車で棚を循環しながらピッキングするカートピック方式で行っていました。しかしながら、保管エリアは広く、歩く距離や探す時間など、作業者には大きな負担がかかっていました。今回、多品種少ロット品を切り出し、Skypodで処理することで次のような効果が生まれました。
- バラ出荷品エリアの保管面積が縮小
- 多品種少ロット品のピッキングにおいてGTP(歩かない、探さない、持たない)実現
- 高頻度出荷品のカートピック効率が大幅に向上
- 出荷品全体のピッキング精度と生産性が向上

アルフレッサ ヘルスケアでは、「Skypodの導入により、従業員の負担は軽減され、労働環境が大きく改善された。また、ピッキング工数の削減で業務の効率化が実現し、九州のお客様への正確・迅速かつ安全な商品供給体制を強化できた」と設備を評価されています。

【アルフレッサ ヘルスケア株式会社】
本社:東京都中央区日本橋箱崎町24-1 社長:西田 誠 資本金:4億9,900万円
事業内容:大手医療系総合卸、アルフレッサ ホールディングス(株)のグループ企業。
     一般用医薬品、医薬部外品、育児用乳製品などの卸販売を行う。
URLhttps://www.alfresa-hc.com/

【オークラ輸送機について】


オークラ輸送機は、1927年に創業して以来、モノづくり企業としてマテリアルハンドリング(マテハン)機器の製造をはじめとする物流システムに関する事業を国内外に展開し、2027年に創業100周年を迎えます。




企業URLhttps://www.okurayusoki.co.jp/
YouTube公式サイトhttps://www.youtube.com/@OKURA-YUSOKI_ch

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース