「ワールド」ラグビー部、今季初となる地元神戸での一戦迫る

10月11日、12日に行われた試合告知活動でポーズをとる選手と「ブル太」

10月11日、12日に行われた試合告知活動でポーズをとる選手と「ブル太」

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 ワールド(神戸市中央区港島中町6)が運営するラグビー部「ワールドファイティングブル」が11月22日、今期初となる地元神戸で対大阪府警察戦に挑む。会場は神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(須磨区)。

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 チーム発足から24年目を迎えた今シーズンは開幕から2戦連続の黒星スタートとなったが、10月18日に行われたシーズン3戦目となるNTTドコモ戦では61対3と快勝。昨年は惜しくも3点差でトップリーグ入りを逃した同チームだが、復帰へ望みをつないだ。現在は今季初の神戸で行われる一戦に向けて、練習も白熱している。

 「選手のモチベーションを上げるには、1人でも多くのワールドファイティングブルファンの応援が一番」(同チーム)と、10月9日~14日にはチームのPRと試合告知活動を実施した。期間中、三ノ宮センタープラザ西館インフォメーション横のギャラリーでは、ジャージや選手写真、グッズを展示。11日、12日には約40人の選手とチームマスコットの「ブル太」が駆け付け、同チームのファンクラブ会報誌や次回試合の告知チラシ約2,000枚を配布した。「ブル太」の登場に大喜びの子どもたちは一緒に記念撮影を行うなど、会場は大いに盛り上がりを見せた。

 同チームゼネラルマネジャーの東田哲也さんは、同試合の戦い方について「豊田自動織機戦ではディフェンスが崩壊してしまった。そこをまずしっかりと固めていきたい」と話す。「今シーズンの田村和也選手のタックルが素晴らしい。他の選手も強い気持ちを持ってプレーに臨んでほしい」とも。

 同社は今年7月、「2009年度(来シーズン)より『ワールドファイティングブル』の運営体制を、現在の社員選手とプロ選手による編成から、100%社員選手による編成へと移行する」と発表した。これに伴い来シーズンは社員契約のないプロ選手、外国人選手はチームを去ることになる。それについて、東田さんは「チームのメンタル面が弱りやすい今の状況だからこそ勝ちたい。とにかく結果を出したい。選手には『何で自分はラグビーをしているのか』を常に考えながらプレーしてほしい」と話す。「生のラグビーの試合は選手同士がぶつかり合う音が響き迫力満点。緊張の一戦になることは必至だが、たくさんの人に応援していただければ」とも。

 キックオフは14時。

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