波止場町の創作拠点で「ガラス絵」公募展-神戸がテーマの200点展示

館内展示スペースには公募作品約200点が展示される

館内展示スペースには公募作品約200点が展示される

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 NPO法人神戸グランドアンカーが運営する「創作活動空間 波止場町TEN×TEN」(神戸市中央区波止場町、TEL 078-351-1335)で11月1日より、「みなとのガラス絵大賞 公募展」が開催されている。

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 同展は10月14日まで中学生以上を対象として開催された公募展で、作品のテーマは「海」「みなと」「船」「こうべ」「自由」。参加者の世代は幅広く13歳~84歳の応募があり、神戸を中心に岡山や埼玉など遠方からも寄せられた作品約200点を展示する。「裏から仕上げるガラス絵の描き方が分からない参加者に基本を知っていただくため」(同)と8月から定期的に開催した無料の「ガラス絵書き方教室」には70人の参加があったという。

 「KOBEみなとのガラス絵大賞」に選ばれたのは岡山県の旦妙子さん(28)の作品「灯台下暮らし」。同NPO法人の村上理事長は「この作品は審査員も満票一致で大賞に選ばれた。A6版のガラス絵がもっと大きく見える迫力が素晴らしい」と話す。ほかにも兵庫県知事賞=下之園和佐さん、神戸市長賞=池田千鶴さんなど7つの賞に8人の受賞者が選ばれた。

 同展開催の経緯について、村上さんは「神戸らしいイベントにしたかった。神戸の『キラキラと輝くきらめき』を作品に表したかったのがガラス絵を選んだ理由。自由なテーマにしたのもバラエティー豊かに神戸を表現してほしかったから」と話す。同展の目的は「賞を決めて、受賞者に差し上げることが目的ではない。文化的な人づくり、ものづくりをするためにはまず描き方を知っていただき、感性を育てることが重要。こうした催しを通じてたくさんの人へ伝えていきたい」とも。

 8日13時30分からは受賞者への表彰式を開催する。受賞者全員に表彰状と副賞としてガラスの盾、受賞作品が描かれたオリジナルポストカードを贈呈する。

 開館時間は11時~19時。水曜定休。

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