神戸市中央区まちづくり支援課は9月28日、募集していた「中央区マスコットキャラクターデザイン」が「かもめん」に決定したと発表した。
中央区内で開催するイベントなどを盛り上げる目的で同課が募集していた同キャラクターデザイン。募集期間は5月21日~7月20日で、全国から761点の応募があった。採用作品は大阪市在住のイラストレーター・眞野陽子さんの作品「かもめん」。
「かもめん」は、船に乗って外国に行く夢を持つ、港にいるカモメ。頭の上には、水兵の帽子替わりに海洋博物館と市章山、イカリ山、風見鶏ピンが載っている。坂が多い中央区を歩き回るために、足元はスニーカーといういでたち。
作者の眞野さんは「採用の連絡を受けたときは本当に驚き、とてもうれしかった。神戸出身なので、慣れ親しんだ街で活躍する姿を見るのが楽しみ」と話した。
「『かもめん』は、体いっぱいに神戸・中央区を表現」していると、審査委員長で神戸芸術工科大学デザイン学部長の見寺貞子さん。「神戸のシンボルマークや館(やかた)、おしゃれな風見鶏ピンを身にまとい、親しみやすいキャラクターとして、皆さんから愛され、元気いっぱい中央区を盛り上げてくれることでしょう」と期待を寄せる。
着ぐるみは、10月21日に生田川公園で開催する「多文化交流フェスティバル」でのお披露目を予定している。