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そごう神戸店で「山田洋次監督50周年記念展」-監督も来神

インタビューに応える山田洋次監督

インタビューに応える山田洋次監督

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 そごう神戸店(神戸市中央区小野柄通8、TEL 078-221-4181)本館9階催会場で1月16日、巡回展「山田洋次監督50周年記念展」の最終展覧会が始まった。主催はNHKプラネット近畿。

山田洋次監督と寅次郎の銅像

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 山田監督の作品の数々の紹介から、監督生活の歩みを振り返る同展。会場では「山田洋次監督のあゆみ」「フィルムよさようなら」「ご存じ、男はつらいよ」をテーマに展示する。

 「山田洋次監督のあゆみ」では、「俳優 笠智衆 わたしと松竹大船撮影所」などのダイジェスト映像を上映するほか、大船撮影所の模型と写真、作品に出演した喜劇人たち64人の顔、当時の録音機・編集機・照明機材などを紹介。「フィルムよさようなら」では、フィルム撮影にこだわる監督の思いを当時使われていたフィルムやフィルム缶を展示し、撮影現場の仕事風景を台本とともに紹介する。

 「ご存じ、男はつらいよ」では、シリーズ48作品を数える「男はつらいよ」の登場人物を紹介するほか、撮影で使われた団子屋「くるまや」のセットを再現。阪神・淡路大震災で被害を受けた神戸市を訪れる寅次郎を描いたシリーズ最終章「男はつらいよ 寅次郎紅の花」をクローズアップし、震災当時の長田地区のロケ風景を紹介するコーナーを設け、監督の「神戸への思い」を中心に紹介する。山田監督自らが「男はつらいよ」全48作品を編集したダイジェスト版「寅さんあなたはだれなの?」の特別上映も行う(約30分、11時~17時・毎時正時より上映)。

 記者会見に登場した山田監督は「寅さんの最後の作品のラストシーンは神戸・長田の被災地でもあり、巡回展の最後を神戸で行うのは特別なこと」と話す。「他にもいろいろな映画を撮ったが、半分以上が寅さんシリーズ。こういうシリーズを作ったからこそ、たくさんの映画を作れたし、僕のライフワークと言ってもいい。東日本大震災の被災地に行った時、寅さんが元気だったら東北の海沿いの町でロケーションできれば良かったなと感じた」とも。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時閉場、入場は17時30分まで)。入場料は、一般・大学生=500円、高校生以下=無料。今月22日まで。

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