神戸・三宮のひょうご産業活性化センター(神戸市中央区雲井通5)で9月29日、国際会議・展示会「SIGGRAPH ASIA 2015」(シーグラフアジア)の地元実行委員会であるローカルコミッティが発足し、初の会合を開いた。
同イベントはアメリカのACM(計算機学会)が主催し、1974年から北米で毎年開催されている世界最大のコンピュータグラフィックス(CG)とインタラクティブ技術の国際会議・展示会「SIGGRAPH」(シーグラフ)のアジア大会。2008年にシンガポールで第1回が開催されて以来、毎年開催されており、日本では2009年の横浜大会以来6年ぶりとなる。
実行委員会には、神戸を中心に京阪神の学識経験者・企業関係者・行政関係者ら約40人が集まり、関東からも日本側代表(カンファレンスチェア)で東北大学電気通信研究所教授の北村喜文さんや、副代表を務めるCG-Arts協会の宮井あゆみさん、ワークショップや関連イベントを担当する早稲田大学の森島繁生さんらが参加する。
「阪神・淡路大震災から20年・東日本大震災から4年という節目に日本の底力を示し、夢の途中で断たれた方々の気持ちを未来につなぎだい」という北村さんの熱い思いの下、参加者同士でさまざまな意見・アイデアが交わされた。
会合の中で、神戸側の取りまとめ役(コミュニティーリエゾンチェア)として、兵庫県立大学応用情報科学研究科長の力宗幸男さんが選出され、同イベント開催期間に合わせて神戸最大のITイベント「神戸ITフェスティバル」などの関連イベントの併催や、地元の学校・企業・行政などへの働きかけを進めていくことが確認された。
カンファレンスは2015年11月2日~4日、展示会は11月3日~5日。神戸国際展示場と神戸国際会議場を会場に、約6000人の参加者と約100社の出展を目指している。