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神戸のショットバーが1周年-10年前の宣言どおり店再開

オーナーの増田雄一郎さんとトイレのドアノブ

オーナーの増田雄一郎さんとトイレのドアノブ

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 神戸・北野坂近くのショットバー「BAR KONEGI(バー コネギ)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-322-3822)が10月14日、1周年を迎えた。

店内の様子

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 ビル2階にある同店の店舗面積は10坪。テーブル9席、カウンター9席を用意し、20人までの貸し切りにも対応する。店内は白と赤色を基調とし、オーナーの増田雄一郎さんが大阪で買い付けたこだわりのアンティーク家具や照明を配置。一方、トイレのドアノブをたくさん付けるなどの「遊び心」も大切にしており、来店客からうけているという。

 「実は15年前にも店を3年間営業しており、27歳の時に訳あっていったん閉めた。その時、『10年後にまた店を再開する』と周りに宣言し閉店した」と明かす。その後、大手企業にフリーターとして入社し、持ち前の精神力と根性で正社員となり10年間務めたが、自分のやりたいことをやろうと退職し、宣言通り同店を再オープンさせた。

 「お客さん同士がつながっていく、カウンターの知らない者同士が友達になっていく」様子を見るのが楽しみだという増田さん。印象的な店のロゴマークはヘッドホン、米粒、日の丸、木などさまざまな要素を組み合わせ、「もがいている日本人の姿」を表現したという。店名の「KONEGI」は学生時代のあだ名だったことと、「みそ汁にねぎを入れなくてもよいが、入れると味が引き締まる。そういう、あれば引き締まる存在になれば」という思いから付けた。

 チャーム(おつまみ)は300円から用意。ソフトドリンク(500円~)、アルコール(700円~)を各種取りそろえるほか、店舗前の黒板で案内する本日限定のドリンク(300円)も用意する。

 増田さんは「1周年イベントでは今までの苦労がよみがえり、込み上げてくるものがあったがやって良かった。夢や目標を持つのは大切なことだと実感した。10年前と違う点は、お客さまを待つのではなく自分から動いているところ」と話す。「夜の世界に10年ぶりに戻り温かく迎え入れてもらい、10年ぶりの再会もあった。今後も一人でも多くの人に知ってもらい、2店、3店と増やしていきたい」とも。

 営業時間は19時~翌5時。

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