神戸マラソン実行委員会は4月22日、11月15日に開催される大会参加者の募集を始めた。
「感謝と友情」をテーマに、国内外に阪神・淡路大震災の経験・教訓を発信することを目的に2011年から開催している同大会。1万9380人の市民ランナーが参加した昨年の第4回大会の完走率は97.8%で、過去最高の61万6000人の沿道応援者と7415人のボランティアが大会を支えた。
「『ありがとう』を、つぎの一歩へ。」を合言葉に行う第5回大会。募集開始から2日目の23日、マラソン(42.195キロ)の部が1万8000人の定員に対して1万9293人と上回り抽選が決定した。クオーターマラソン(10.6キロ)の部は、2000人の定員に対して1069人。引き続き5月26日までランナー募集を行う。抽選結果発表は6月30日を予定する。
コースは前回大会と同様。前回から設けられた「神戸マラソン初出場枠」に加え、継続してトレーニングを積んでいる市民ランナーの参加をより一層促すために、今回から年代別・性別に標準タイムを設定した新たな応募枠「年代別チャレンジ枠」を新設。表彰も年代別5歳刻みの男女1位~8位(総合男女表彰対象者を除く)に対しても行う。
参加資格は、マラソン=1997年4月1日以前に生まれた人、クオーターマラソン=2000年4月1日以前に生まれた人。制限時間は、同7時間、同1.5時間。参加費は、同1万300円(募金100円含む)、同5,100円(募金50円含む)。
現在、大会をサポートする団体ボランティア7500人も先着順で募集している(個人ボランティア受け付けは5月27日より)。主な活動内容は、ランナーへの配布物封入作業、「神戸マラソンEXPO2015」でのランナー受け付け、ランナーへの給水・給食、コース(沿道)の整理、ランナーの救護、手荷物預かり・返却、スタート・フィニッシュ会場でのランナーサービスなど。申込単位は1団体につき5人以上。参加資格は15歳(活動日現在)以上で、ボランティアリーダーが10月17日・18日に開催予定のいずれかのボランティアリーダー説明会に参加できることなどが条件。
同実行委員会事務局の林田洋子さんは「託児所利用のサービスを今大会初めて実施する。利用申込詳細はランナー当選者メールで案内するので、幼いお子さまが心配で応募をためらっていた『ママ・パパランナー』からの応募もお待ちしている」と話す。