神戸・北野坂にある神戸牛紀州備長炭炉窯焼ステーキ店「雪月風花 北野坂」（神戸市中央区中山手通1、TEL 078-332-7272）が11月28日、3周年を迎えた。

レンガの炉窯で焼き上げた肉

　店舗面積は24坪。テーブル席30席、カウンター6席、個室1室を用意。店内は高級感を意識した落ち着いた空間を演出する。経営は、関西で地鶏炭火網焼き店「とり徹 三宮」、炭火焼き肉店「炭火焼肉・にくなべ屋 びいどろ」など8店舗、東京で神戸牛炉窯炭焼ステーキ店「IDEA GINZA（イデア銀座）」など3店舗を展開するイデアコーポレーション（京町）。

　本店が手狭になったため自然派創作料理店として立ち上げた同店。2店舗で同じ業態を維持することに限界を感じ、同社が東京で経営するする神戸牛炉釜炭焼きステーキ店のスタイルを継承しリニューアルしたという。

　最大の特徴は、神戸牛、赤身の短角牛、三田和牛などをシェフ特注のレンガの炉窯で焼き上げるとことで、脂っこくなく、外側はサクッ、中はうま味が凝縮しジューシーに仕上がる点。直接備長炭の熱波で肉を炙（あぶ）る調理法は「料理人に高い技術が求められ」と言い、神戸では同店と老舗レストラン「あらがわ」（中山手通2）でしか取り入れていない。

　人気のコースは、季節の前菜、自家製薫製の盛り合わせ、本日のポタージュなど7品から成る「神戸牛ランプステーキ（150グラム）」（7,500円）、「短角牛サーロインステーキ（同）」（8,200円）、「4週間熟成黒毛和牛サーロインステーキ（同）」（8,500円）、「神戸牛プレミアムサーロインステーキ（同）」（9,500円）などを用意。11月末には三田和牛ステーキコースの提供を始める。ドリンクは生ビール、チューハイなどを540円から用意するほか、ワインは全てフランス産で常時30種類以上そろえ、グラス590円～、ボトル2,850円～提供する。

　総料理長の藤本昌也さんは「紆余（うよ）曲折あったが、お客さまに大変満足いただき楽しんでもらっている。肉を食べられることを目的で来られたお客さまに、対価以上の満足度を味わってもらえるよう心掛けていきたい」と話す。

　営業時間は17時～24時（日曜・連休最終日は23時まで、土曜・日曜・祝日のみランチ営業＝11時30分～15時）。月曜定休（祝日の場合は翌火曜）。