神戸・元町にある村田ビル(神戸市中央区元町通2)2階に2月29日、アンティークショップ「雑駁商会(ざっぱくしょうかい)元町店」(TEL 090-8483-9977)がオープンした。
「蒐集(しゅうしゅう) 古今東西 上品下品 逸品珍品 名品奇品」をコンセプトに、「店主こだわりのガラクタ」の販売・レンタル、空間プロデュースを手掛ける同店。今年2月5日にオープンした喫茶店併設の上沢店(兵庫区)の姉妹店で、店名は「雑然として統一がないことやそのさま」を意味する言葉「雑駁」から名付けた。
「学生時代は建築の勉強をしていた」という店主のアケダタスクさん。古本店に通い、美術や建築関連書籍を購入していたが、読み終わった本などの置き場も兼ねて店をやってみたいと思い立ち開業したという。アケダさんは、書籍だけでなく、面白いと思った物や興味を持った物を集めた空間として、2013年5月、垂水区に第一号店を出店。その後、東灘区岡本へ移転し、現在は上沢店と元町店の2店舗を展開している。
階段下に置いた「トルソー」(胴体マネキン)が目印の同店。店舗面積は約10坪。店内は「きれい、汚い、不気味、かわいい、モード、シック、シンプル、ゴージャス、アバンギャルド、ノスタルジック」などのさまざまな要素を含んだ空間を演出する。国籍、年代、ジャンル、有名・無名問わず、アケダさんのフィルターを通した家具、店舗什器、ビンテージ・アンティークの服、靴、アクセサリー、本、食器、作家作品など約300アイテムが並ぶ。
同店では、不定期イベントも開催する。3月18日~27日は、1940~50年代の航空会社ポスターを中心に集めた「ヴィンテージポスター展」を予定。同展は雑貨店「MANDRAKE(マンドレーク)」(海岸通1)でも同時開催する。
営業時間は13時~20時。木曜定休。