神戸・大倉山にある多目的イベントホール「神戸ラピスホール」(神戸市中央区楠町7)で8月21日、ロックバンド・ワタナベフラワーによる音楽イベント「神戸ストラット in 舞子公園 クマウドファンディングお願いワンマンライブ」が行われた。
昨年、摩耶山の山頂近くにある展望広場「掬星台」(灘区)で初めて開催された入場無料の野外ロックフェスティバル「神戸ストラット」。今年は「神戸ストラット2016 in 舞子公園 世界一の吊(つ)り橋が見える野外フェス~元気にやっとうよ~」と題して、9月22日に舞子公園(垂水区)での開催が決定し、「神戸の街は『元気にやっとうよ!』を全国へ向けて発信」「東北の人たちを招いて『なかよくしようよ』」「キレイな街神戸の誇れるイベントを目指して」を掲げる。
昨年同様、より良い会場環境をつくるため、神戸を中心に活動する「ワクワクロックンロールバンド」こと「ワタナベフラワー」のボーカルで実行委員長でもあるクマガイタツロウさんがクラウドファンディングならぬ「クマウドファンディング」で支援を募っており、今回のチケット代は全て開催資金に充てるという。
「昨年、阪神・淡路大震災から20年『神戸の街は元気にやっとうよ』というメッセージを込めて立ち上げたイベントは、皆さんの応援のおかげで奇跡的な成功を収めた。イベントが終わってから『次はどうしよう』とずっと考えていた」とクマガイさん。「開催地であった灘区へ行くと皆さんが声を掛けてくださることが本当にうれしかった。ストラットとは『堂々と歩く』という意味。神戸をもっとストラットしたいが、まだまだ歩いていない場所があるなと思い前回とは違う場所・垂水区での開催を決めた。何年かかるか分からないが、神戸市の全ての区でイベントを開催し、フィナーレは神戸の皆さんが一つになれるイベントにしたい」と熱く語った。