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神戸で「モビール」テーマにスタジオアーティスト展 制作現場公開も

これまでのイベントの様子

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 海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区山本通3)内の「KOBE STUDIO Y3(コウベ スタジオ ワイスリー)」(TEL 078-222-1003)で3月12日より、スタジオアーティスト展「mobile(モビール)」が開催される。主催は「C.A.P.(芸術と計画会議)」。

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 「KOBE STUDIO Y3」は、アーティストたちが常に仕事場のドアを開けて活動を公開し、芸術を介して市民との交流を持つためのプロジェクト。半年を単位に地域のアーティストや海外からのアーティストが隣同士になって活動し、刺激し合い過ごしている。美術館やギャラリーなどの作品を鑑賞する場所とは違い、制作しているアーティストと直接現場で言葉を交わすことができる。

 同イベントは1999年からほぼ毎年、形態を変えながら開催。今回も現在公開制作を行っている11人の作家がそれぞれの仕事場で自らの仕事を紹介する。今年は、参加作家の植村亮さん、浦田さおりさん、國久真有さん、佐藤昌也さん、Sonia SUMIさん、隅野由征さん、竹内功大さん、田中沙耶さん、平林沙也加さん、増成実さん、森田優希子さんが、「動き」と「動機」、2つの意味を持つフランス語「モビール」をテーマに作品を展開。同イベントは、KAVC×C.A.P.×KIITO×F美 4館連携企画「Marching KOBE」としても参加している。

 初日となる12日(11時~)は、スタジオアーティスト全員がそろって来場者を迎える「春のオープンスタジオ2017」を開催。竹内さんと森田さんによる「アングルコーヒー with モリタ製パン所」、「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」スタッフによる「Marching KOBE CAFE」、スタンプラリーなどを実施するほか、スタジオアーティストが同展のガイドを務める「スタジオツアー」やパーティー(17時~、参加無料、予約不要)も行う。

 C.A.P.の下田展久さんは「自分が暮らす地域で、今生み出されつつあるアートを目撃する現場として、アーティストによる制作現場の公開は1999年から続けている。このような機会をつくることで、現代美術と市民の生活が近づいていくことをアーティストたち自身が願っている」と話す。

 開館時間は10時~19時。入場無料。今月26日まで(13日・、21日は休館)。

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