神戸市立婦人会館（神戸市中央区橘通3、TEL 078-351-0861）4階で3月26日、日本でただ一人の帝王切開カウンセラー・細田恭子さんによる「産み方よりも育て方 産後に傷つかない、傷つけないための帝王切開講座」が開催される。主催は一般社団法人ドゥーラ協会。

帝王切開カウンセラー・細田恭子さん

　さいたま市在住で3女の母親である細田さんは、2度の流産の後、3回の帝王切開出産を経験。自らの帝王切開出産体験を伝えることでメンタルサポートができればと2000年に帝王切開情報サイト「くもといっしょに」を開設した。2013年には、竹内正人医師、横手直美助産師との共著「ママのための帝王切開の本」（中央法規）を出版。小学校・中学校・高校での講座のほか、公民館、子育てサークルなどでの親子向けの交流会なども行っている。

　今回は、妊娠中、これから妊娠出産を考えている人、帝王切開出産を予定している人、医療関係や保育士など子育て支援に関わっている人だけでなく、帝王切開について知りたい人は女性に限らず誰でも参加できる内容になっており、帝王切開について細田さん自身の体験や具体例も交えて分かりやすく解説する。

　午前（10時～12時）は、中会議室「もくれん」で「帝王切開講座」（定員40人）、午後（13時30分～15時30分）は、小会議室「あじさい」で帝王切開を経験した人対象の「帝王切開ママの会」（定員6人）を行う。各回子連れ参加可能。赤ちゃんシートあり。

　細田さんは「今、帝王切開出産は5人に1人の割合で行われているが、その事実は全国的に知られていない。誰にでも起こりうるからこそ、帝王切開について学んでいただきたい」と話す。

　参加費は各回2,000円（通し参加は3,500円）。