大丸神戸店(神戸市中央区明石町)1階のトアロード側玄関口で10月24日、「まちのアートステージ 旧居留地フルートの調べ」が開催された。
同イベントは街の活性化を目的に開催されるもので、「まちのにぎわいづくり」(まちのアートステージ推進委員会)が目的に。普段は北野、旧居留地、三宮を中心にジャズやフルート演奏なども行っている。当日は14時、16時からそれぞれ30分ほど演奏が行われ、50人以上のギャラリーが集まった。
出演はフルートを演奏した東佳苗さんとピアノを演奏した河合由夏さんの2人。曲目は「ハイ・ホー」「ラプソディ・イン・ブルー」「アメージンググレイス」など10曲。ギャラリーにはファミリー層の姿が多く、「崖の上のポニョ」演奏時には演奏に合わせて歌詞を口ずさむ子どもの姿も。曲の間にはステージ横のオープンカフェからも拍手が起こった。
イベントを主催する神戸市国際文化観光局の村上さんは「神戸はジャズの発祥地で、4年に1度の国際フルートコンクール開催の地。『まちのにぎわいづくり』を考える地域と、神戸で活躍するアーティストをマッチングする」と話す。
イベントの開催を知らずに、同店へ友人と買い物に訪れていた女性は「たまたま通りかかったのに、すてきな演奏が聴けて得した気分。神戸旧居留地には音楽がぴったりなので、これからも続けてほしい」と笑顔で話していた。
「神戸のまちをステージとして日常的に市民や観光客がジャズやフルートに触れる環境づくりを進め、『ジャズのまち神戸』『フルートのまち神戸』という都市ブランドを高めることで、『文化あふれるまち神戸』を演出していく。さらなる『まちの活性化』と『集客・観光』を図りたい」(村上さん)とも。