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神戸で日比谷花壇の山室道生さん講演 「地域とのコミュニケーション大切に」

50歳から75歳の「白秋世代」をテーマに毎月実施する「White Club(ホワイトクラブ)」の様子

50歳から75歳の「白秋世代」をテーマに毎月実施する「White Club(ホワイトクラブ)」の様子

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 ゲストスピーカーを招いての講演などを行うイベント「White Club(ホワイトクラブ)」が12月18日、「Incubation Studio SoWelu(インキュベーションスタジオソエル)」(神戸市灘区水道筋6)で開催された。主催は一般社団法人「白秋共同研究所」。

日比谷花壇の山室道生さんは「地域とのコミュニケーションが大切」と話す

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 四季を表す言葉を人生100年時代に当てはめ、50~75歳を「白秋世代」と呼ぶ同法人が運営する同イベント。誰でも参加できる「個人サロン」と銘打ち、2024年7月から毎月、ゲストスピーカーを招き実施してきた。今回が6回目。ゲストの講演を受け、参加者同士で働き方や生き方、セカンドキャリアに関しての考察を広げているという。これまでに登壇したゲストは、毎日放送の加山郁芳さん、フェリシモの中村圭緒さん、アーベントの吉川公二さん、阪急阪神グループの西田孝廣さん、観光家の陸奥賢さん。今回は生花店・日比谷花壇の山室道生さんを招いた。

 当日は、「休日に奈良市の公園の可能性に向き合って地域コミュニティー活動を行った話」を講演。講演では、日本各地にある公園管理業務も手がける山室さんが、地元自治体の奈良市に無償で公園を提供してもらうとともに地元の高校生に社会参画の試みとして出店してもらい2023年5月に実施した同市内の公園利活用事業「未来の大人がつくる『パークマーケット』」について話した。出店した高田商業高校の生徒は、地元の靴下メーカーと協業した土に返る「SDGs靴下」を販売。他にもハープの実演や試奏ができるブース、駄菓子店、雑貨店などの出店があったという。

 山室さんは「成功の奥の手は行政とも地元住民ともコミュニケーションをとり続けること」と話す。「女性や若者に参加してもらうことも大切」とも。

 7回目になる次回は1月22日に開催。「KOBEとんぼ玉ミュージアム」館長の宮本恭庸さんをゲストスピーカーとして招く。

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