神戸・元町のアートスペースで支援学校生徒の作品展-小学生からの作品展示

茶薗大暉さんの絵画作品

茶薗大暉さんの絵画作品

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 元町高架下にあるアートスペース「プラネットEartH(アース)」(神戸市中央区元町高架通)で2月23日、NPO法人「リ・フォープ」(元町通6)などが主催する「CANあーつ『仲間たち』 茶薗(チャゾノ)大暉展『大好きな』」が始まった。

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 同展は、茶薗大暉さんの絵画作品約50点を展示するもの。作品は主に鉛筆やサインペン、水彩絵の具などで描かれ、ファッション雑誌やCDジャケットなどをモデルにしている。色は黒や青、紫などを主体に描かれ、大きさはハガキサイズのものから四つ切画用紙までさまざま。

 茶薗さんは自閉症を抱えながら「Bacchehetta Magica(バケッタマジーカ)らくがきクラブ」に所属し、絵を描いている大阪府立吹田支援学校中学部の3年生。同展では小学生のころから描き始めたという歌舞伎役者の絵から、現在描いているというスタイル画などを展示。中には「ET-KING」や「EXILE」を描いた作品も。

 同NPOの宮崎みよしさんは「今年1月に開催した『ドキドキ展』に出品した際、お客さまから『以前描いた絵も見てみたい』という反響が多く寄せられ、今回の開催に至った」と振り返る。「彼の作品は空間の使い方や絵の構成、素材の表現の仕方が優れている。自分で工夫してやってみようと思う姿勢が感じられるのが魅力」とも。

 「CANあーつ『仲間たち』」は、「障害のある人たちの真摯(しんし)で自由な表現に敬服し、表現を通じて人間らしく生きていることの素晴らしさを認知し、作品を展示・鑑賞することで輪を広げよう」という活動。昨年の神戸ビエンナーレ2009では総集編として展示も行った。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。3月7日まで。

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