「探偵!ナイトスクープ」プロデューサーの松本修さん、神戸学校で講演

講演を行う朝日放送プロデューサーの松本修さん

講演を行う朝日放送プロデューサーの松本修さん

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 フェリシモ(神戸市中央区浪花町)主催の「神戸学校」が9月11日、朝日放送プロデューサーの松本修さんを迎えてエスパスフェリシモホール(須磨区)で開催された。テーマは「心のすき間を笑いでうめたい ~松本 修に学ぶアホの遺伝子学~」。

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 松本さんは、朝日放送で「探偵!ナイトスクープ」を企画から立ち上げ、最高視聴率32.2%を記録した人気番組へと成長させたプロデューサー。同番組のオープニングソングとともに登場し、ステージに上がると「『探偵!ナイトスクープ』を見たことがある人」と会場へ呼びかけ、ほぼ全員が手を挙げた様子を見て「良かった、安心した(笑)」と笑顔を見せた。

 講演では、中学2年生、3年生の時に秋の学園祭で初めてシナリオを書き、演出して「お笑いの芝居」を制作したことを明かした松本さん。「テレビを見るのが好きだったし、学園祭などで楽しい経験を積んでいた。大学を卒業して、笑いを提供したいという気持ちで朝日放送に入社した」と話す。

 ほかにも、松本さんが「名作中の名作」と紹介した「おじいちゃんはルー大柴」をスクリーンで上映。内容は、「亡くなった父にそっくりなルー大柴さんに、おじいちゃん子だった娘を会わせたい」という依頼に応え、ルー大柴さんが実際にその家族を訪ねるというもの。会場からは時折大きな笑い声が漏れ、最後の場面では涙をぬぐう参加者の姿も見られた。

 その後行われた質疑応答では、「還暦を迎えたが年齢よりも若く見られがち」だという松本さんが会場から「若さの源」を問われ、「実年齢は若くなくても、スタッフや周りが若い。若い感覚でものづくりをしたいので、気持ちや感覚だけはいつまでも若くいたい、と思っているのが若さを保つ秘訣(ひけつ)かもしれない」と答えた。

 フェリシモが主催する「神戸学校」は1995年の阪神淡路大震災をきっかけにスタートし、今回で161回目を数えた。参加料は全額、「あしなが育英会」の神戸レインボーハウス運営支援に活用される。

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