神戸国際会館(神戸市中央区御幸通8)は、「神戸国際会館SOL」を来年3月をめどにリニューアルオープンすると発表した。
阪神・淡路大震災後に復興のシンボルとして建てられた「新・神戸国際会館」とともに神戸に誕生した同施設のリニューアルは1999年のオープン以来初。今年10月までの売り上げは7カ月連続、客数では12カ月連続で前年同月対比を超えている(同社)。
神戸・三宮の高い商業集積のなか、独自の立ち位置を確立するため「HEALTH&BEAUTY」のコンセプトの下、あえてアパレルを少なくし、雑貨やインテリア、サービスを中心とした店舗集積を行う同施設。リニューアルではコンセプトは維持しながら、「神戸発」のショップを強化。全体の3割を新店舗とし、店舗数は39店舗から44店舗へと増加する計画だという。
リニューアル後は25~35歳の女性をターゲットに、「美しく、健康に、健やかに、自分らしさを見つけてもらうための、モノやコトを提案するショップ」(同社)を集積する予定。環境デザインコンセプトは「ナチュラルガーデン」とし、エコロジーやナチュラルをキーワードに自然を感じる温かな空間作りを目指す。
同社担当者は「コンセプトの確立、商業環境全体の改善が、SOLを愛してくださる顧客さまへは新たな魅力となり、新規顧客獲得と集客力を高める施設を目指す」と話す。