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神戸で「拉致問題啓発パネル展」-パネル11点で現状訴える

パネルは11点展示する

パネルは11点展示する

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 神戸・再度山のふもとにある「海外移住と文化の交流センター」(神戸市中央区山本通3、TEL 078-272-2362)で12月10日、「拉致問題啓発パネル展」が始まった。

展示スペースにはアニメーションを映すスクリーンも

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 今月10日~16日の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせ、拉致問題や北朝鮮当局による人権侵害問題について、広く関心と認識を深めるために開催する同展。「神戸市内でも、いまだ安否が確認できていない有本恵子さんと田中実さんの2人の認定拉致被害者がおり、問題解決に向けて多くの人が活動している現状をこの機会にさらに深く知ってほしい」(神戸市国際交流推進部担当者)と企画された。

 展示するパネルは11枚で、内容はこれまでの経緯や拉致された人々の顔写真や生年月日、出身地などの情報を掲載する。

 同館1階展示スペースでは、拉致問題のアニメーション「めぐみ」をスクリーンで上映。内容は横田めぐみさんが拉致された時の状況やその後の経緯などで、拉致される以前に実際に家族と撮った写真なども紹介している。「家族の思いがこもった映像なので、ゆっくり見ていただけるように」(同)と展示スペース中央には椅子も用意した。

 神戸市市長室国際交流推進部主査の清水文彦さんは「最近日朝間の拉致問題に関する進展がおもわしくないと感じている。当展を通じて、1人でも多くの方に現状を再認識してほしい」と呼びかける。

 開館時間は10時~17時。今月16日まで。

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