神戸市立青少年科学館(神戸市中央区港島中町7、TEL 078-302-5177)で2月11日、企画展「第15回 鉄道模型とあそぼう」が始まった。
能勢電鉄「鼓滝(つづみがたき)」駅をモデルとしたジオラマ作品
同イベントの第1回は、阪神・淡路大震災で被災した子どもたちを元気づけようと1995年12月に開催。以降毎年開催され、今年で15回目を迎える。今では恒例となり、1日約4,000人の来場者を記録するほどの人気イベントになっている。
会期中、鉄道模型の「Nゲージ」「HOゲージ」「Oゲージ」の大型レイアウト(鉄道模型を走行させるための運転設備)を設置し計約2,000両のデモ運転を行う。出展団体はGroup 9 KANSAI、神港学園神港高等学校鉄道研究部、JORC関西、ゼネラル・トレインズ・クラブ、日本トロリーモデルクラブなど。出展者が撮影した鉄道写真も展示する。
会場では、Nゲージ車両の持ち込み運転ができるコーナーも開設。子どもを対象とした鉄道模型の体験運転や屋外でのバッテリーカーの試乗、駅員の制服着用による写真撮影を行うほか、オリジナルグッズを進呈する「館内スタンプラリー」など家族で楽しめる参加型イベントも用意する。
同館企画展示グループ学芸員の原田美菜子さんは「今年は『鉄道模型ってどうやって作るの?』をテーマとしたパネルや模型も展示している。お菓子の箱から鉄道模型ができる様子を紹介しているので、ぜひご覧いただければ」と話す。「模型だけでなくノスタルジーな風景のジオラマ作品も楽しんでいただきたい」とも。
開催時間は9時30分~18時(13日は17時まで)。展示室入館料は、大人=600円、小人=300円。今月13日まで。