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神戸旧居留地で「自転車のある風景」写真展-「カメライダー」が初の個展

会場には、鹿子木さんが神戸を中心として撮影した「自転車のある風景」などを展示

会場には、鹿子木さんが神戸を中心として撮影した「自転車のある風景」などを展示

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 神戸旧居留地にある高砂ビル(神戸市中央区江戸町)内のギャラリー「高砂小径(たかさごこみち)」で現在、写真家・鹿子木博昭さんの初となる個展「自転車のある風景」が開催されている。

会場を設営する写真家・鹿子木博昭さん、尚子さん夫妻

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 鹿子木さんは1965(昭和40)年生まれ。父親が写真の仕事をしていた関係で、小学生のころから一眼レフカメラに親しむ。日本写真専門学校卒業後は、広告写真やブライダルフォトの仕事を続けてきた。2004年に趣味として自転車を始めたころ、テレビで放送されていた「ツール・ド・フランス」の映像を見て衝撃を受け、さらに自転車のとりこに。これがきっかけとなり2009年に独立し、自転車写真家として活動を始め、自称・カメライダー(カメラマンとライダーという意味を持たせた造語)を名乗る。

 昨年、UCIコンチネンタルチーム「Team NIPPO」の大門宏監督から声がかかりチーム遠征などに帯同。多くのプロロードレーサーと交流を持つようになり、2010年度全日本チャンピオンで現在イタリアプロコンチネンタルチーム「ファルネーゼヴィニ・ネーリ・Mチポッリーニ」に所属する宮澤崇史選手のスナップ撮影も手がけ、同選手のオフィシャルカレンダーのプロデュースも行う。

 日々、一眼レフカメラの入ったリュックサックを背負いロードバイクで移動するという鹿子木さん。「自転車の魅力を写真で発信していくことをライフワークとし『一日一走一撮』を心がけている」と話す。会場には、鹿子木さんが神戸を中心として撮影した「自転車のある風景」のほか、報道用レース写真とは異なる独自の視点で自転車プロスポーツを撮影した作品を展示。今回、同じく写真家の妻・尚子さんが女性の目線でプロロードレーサーを撮影した作品も含め約20点を展示する。

 同ギャラリーについて、鹿子木さんは「気軽にどなたにも見ていただけるような場所を探していた。レトロな神戸らしい雰囲気を持った個性的な外観にもひかれた」と話す。「今後、自転車ショップなどでも写真展を開いていく」とも。

 開館時間は9時~18時。入場無料。3月10日まで。

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