大丸神戸店（神戸市中央区明石町、TEL 078-331-8121）「大丸ミュージアムKOBE」で5月7日より、「生誕80周年記念 グレース・ケリー写真展～ハウエル・コナンが撮り続けた27年の軌跡～」が開催される。

　グレース・ケリーは、1951年22歳の時ハリウッドデビューし、アルフレッド・ヒッチコック監督に見いだされ「裏窓」「泥棒成金」など11作品に出演。1954（昭和29）年の「喝采」では、アカデミー主演女優賞を受賞した。トップ女優として活躍していたころ、カンヌ映画祭会場で出会ったモナコ公国のレニエ3世公に見初められ、1956年に結婚しモナコ公妃となった。1982（昭和57）年、不慮の交通事故により52歳で世を去った後も人々を魅了し続けている。

　ハウエル・コナンは、1955年にグレース・ケリーと出会い、以後27年間、女優～結婚式～公妃のすべてをオフィシャルカメラマンとして撮り続けた。また、グレース・ケリーが心を許した親友でもあった。ハリウッド女優のエリザベス・テーラー、オードリー・ヘプバーン、ジャネット・リー、ドリス・デイ、ナタリー・ウッドなども撮影を依頼していたという。

　会場では、雑誌の表紙用に撮影された女優時代や公妃の姿など、1955年から1980年までの作品約150点を展示。「先日、英国でロイヤルウェディングがあったばかり。その元祖ともいえるモナコ公国レニエ3世公との結婚式で撮影されたウエディングドレス姿なども展示する」と同ミュージアム担当者。

　今年は、1981（昭和56）年に神戸で開催された「神戸ポートアイランド博覧会（ポートピア’81）」に、グレース・ケリーがモナコ公妃として来日してから30年。「記念すべき年に神戸にゆかりの深いグレース・ケリーの公私にわたる華麗な姿を写した写真展を開催する」という。会場では同博覧会で撮影されたグレース・ケリーの映像も流す。

　開館時間は10時～20時（入場は閉場30分前まで、最終日は17時閉場）。入場料は、一般＝700円、大高生＝500円、中学生以下無料。今月12日まで。