モロゾフ（神戸市東灘区）は5月9日、同社の「プリンキャンペーン」初のオリジナルキャラクター「プリンちゃん」を発表した。

「スマイルプリンキャンペーン」が始まった神戸・三宮センター街の本店

　同社は、1931（昭和6）年8月8日に「神戸モロゾフ製菓株式会社」として創立し、神戸トアロード（現在の中央区）のチョコレートショップから出発。以来、カスタードプリン、チーズケーキ、クッキーなどのスイーツを提供し続け、今年で80周年を迎える。

　今月9日、「あなたに、笑顔を～Smile with sweets～」をテーマに、神戸・三宮センター街の本店（中央区三宮町1）をはじめ、全国の店舗で「スマイルプリンキャンペーン」を始めた。

　同キャンペーンで登場したのが、同社人気スイーツのカスタードプリンをモチーフにしたキャラクター「プリンちゃん（本名＝プリーナ）」と友達の「シマリスちゃん」「カモメちゃん」。6月12日までの期間中、対象商品の購入客に「プリンちゃんおうちカフェセット（マグカップ、スプーン、ボウル）」やプリンちゃんイラスト入り「プリンキャップ（3種類）」「ポストカード（2種類）」などが抽選で当たる企画を展開する。プリンキャップは、同社カスタードプリンのガラス容器を小物入れとして再使用している客が多いことを受け考案された容器のふた。

　同社広報担当の川越博之さんは「弊社がプリンキャンペーンでオリジナルキャラクターを作ったのは初めて。今回のテーマのように皆さんに笑顔をお届けできれば」と話す。

　期間中、1962（昭和37）年にモロゾフ喫茶店のオリジナルメニューとして誕生したカスタードプリンを復刻した商品「復刻カスタードプリン」（315円）も初めて販売する。現在のガラス容器ではなく、当時の陶器製容器をイメージしたオリジナルカップを使い、グラニュー糖ではなく、当時使用していた上白糖を使う。

　本店の花原真由美店長は「創立80周年を記念して、約50年前のレシピを再現した。上白糖を使ったまろやかな甘みのプリンに合わせほろ苦いカラメルソースを加えた原点の味。『懐かしくって新しいプリン』をぜひ味わっていただきたい」と話す。