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神戸市立博物館で特別展「平清盛」-清盛ゆかりの品166点展示

テープカットを行った女優・加藤あいさん(清盛の妻・明子役)

テープカットを行った女優・加藤あいさん(清盛の妻・明子役)

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 特別展「平清盛」が2月25日、神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で始まった。

世界遺産・厳島神社の国宝「平家納経」を展示

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 同館開館30周年とNHK大河ドラマ50年を記念し、世界遺産・厳島神社の国宝「平家納経」をはじめ「平家物語絵巻」「源平衰弱記」など、清盛やゆかりの人々にまつわる歴史資料や文化財など166点を展示する。

 同展は大河ドラマ「平清盛」と連携して、清盛の生涯を平家物語絵巻などでたどる第1章から始まり、周辺人物紹介、平家の守り神・厳島神社、「平家物語」の世界など5章で構成し、清盛の実像に迫る。多数の作品と共に「平氏ニュース」と題したパネルで、その時代の出来事を分かりやすく紹介。女優・深田恭子さん(清盛の妻・時子役)による音声ガイドが有料で貸し出すほか、子ども向けの鑑賞ガイドも配布する。

 24日午後に行われた開会式では、女優・加藤あいさん(清盛の妻・明子役)と矢田立郎市長、長崎泰裕NHK神戸放送局長らがテープカットを行った。矢田市長は「平家納経などほかでは見ることのできない至宝を通じて清盛の姿を見ることができる。ドラマ館・歴史館をベースに清盛の足跡をたどり、神戸の新しい魅力を発見してほしい」と述べた。加藤さんは「清盛に魅力的だと思ってもらえるような女性を演じるのは難しかった。清盛が明子と家庭を持ち平家一門の礎をどう作っていったのかを楽しみながら知っていただければ」と見どころを話す。

 オープン当日は、「神戸・清盛隊」「ひろしま清盛」「ひろしま清盛美少女隊」「宮島観光親善大使」らが来館者を出迎えた。「神戸・清盛隊」の棟梁(とうりょう)・清盛は「平家納経は、わしも久しぶりに見る(笑)。この機会にぜひ多くの皆さまに見ていただきたい。今は毛筆ではなく平成の世のサインペンなるものの使い方を練習中じゃ」と語った。

 開館時間は10時~17時(金曜は19時まで)。入館料は、一般=1,200円、高大学生=850円、小中学生=450円ほか。月曜休館。4月8日まで。

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