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Tシャツで人生に笑いを-「CHEER神戸店」井上みどり店長に聞く

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■2012年のTシャツ

-2012年のTシャツの特徴はありますか?

スーパークールビズの影響なのか、これまではヘビーウエイトの生地を使ったTシャツがメーンだったが、今は薄いものを探している方が増えている。ホットピンクやターコイズなど、定番の白以外にカラフルな色も注目を集めている。

-どんなプリントが人気ですか?

当店のキャラクター「ファイトマン」のプリントが10年近く売り上げナンバーワン。ファイトマンが動物などに扮(ふん)している変形バージョンも人気。シーズンごとにいろいろなファイトマンが入荷する。集めている方もいれば、プレゼントにされる方も。ファイトマンは5色展開、他は2~3色展開の商品が多い。

-サイズ展開を教えてください。

ロンパースは70~80センチ。子ども用は70~130センチ。大人用は女性4サイズ、男性3サイズとサイズ展開が豊富なのも当店の特徴。単に身長の差でサイズを選ぶのではなく、「大きめが好き」「ぴったり着たい」などお客さまのニーズに合わせて選んでいただける。

-雑貨の取り扱いも豊富ですね。

タンクトップやボトム、ベスト、ワンピースなどTシャツ以外の洋服の取り扱いもあるので、当店でコーディネートしていただける。帽子や靴、バッグ、ポーチ、財布などの雑貨も多数扱っている。他店では見かけないような「面白く夢のあるもの」を扱っているので、雑貨を目当てに来られる方も増えている。


■Tシャツとは

-井上店長の思うTシャツの目的とは

お客さまの「楽しい、幸せなシーン」にお供させていただくこと。買っていただいて、着ていただいて、「楽しかった」と言っていただける。そんな風にお客さまから喜びの声をもらうとうれしい。

-どんなシーンで活躍する?

Tシャツはきれいにも着られるし、リラックスもできる。かっこよく、かわいく、その方の個性を引き出すアイテム。気に入った着方をしてほしい。選び方にも個性が見える。

-冬場のTシャツの取り扱いについて

冬場はスエットやパーカの取り扱いが増える。Tシャツは半袖の他にもにも七分袖や長袖で用意している。重ね着をする時期こそ、Tシャツのおしゃれを楽しんでほしい。

-CHEERのTシャツとは?

東日本大震災のチャリティーTシャツも扱っている。当店デザイナーが復興を題材にデザインした。売り上げの一部を東日本大震災の被災者に寄付する。ほかにも、オリジナルTシャツの製作も承っている。1枚から製作可能で、生地の薄さや色などを選び、お気に入りの柄をプリントできる。学生割引もあるので、いろいろなシーンで活用してほしい。

■CHEERについて

-オープン当時はどんな店だった?

オープンは2001年2月。当時はTシャツしかなかった。Tシャツは雑貨のうちだと思っている。人生に遊び心を与えられるようなユーモアがある。心の豊かさを提供できるアイテム。

-さまざまなデザインのTシャツがあるのですね。

数は公にしていないが、多くのデザイナーに支えられている。シーズンごとにデザイナーから出てきた案をTシャツのプリントとして形にしていく。デザイナーもロゴが好きな人やキャラクターが好きな人などさまざま。デザイナーの数が多いので幅広い商品を提供できている。

-コラボTシャツも扱っているのですね。

阪神タイガースとのコラボレーションTシャツが人気。応援に行くときは当店のTシャツを着ていくという方も。ほかの方とは違うTシャツを着て応援も楽しんでほしい。白、グレー、ピンク、黄色の4色展開で、子ども用も扱っている。

-どんな方の利用が多いですか?

ほとんどのお客さまはファッションや雑貨に興味のある女性。お孫さんを連れておじいちゃん、おばあちゃんが家族で来られるなど年齢層は幅広い。扱っている商品が個性的なので、お客さまも楽しい方が多い(笑)。お客さまから話を聞くと、スポーツクラブやヨガ教室などで人気者になる方がいらっしゃるとか。


■今後について

-これからのCHEERは?

お客さまに支えていただいている店。お客さまによって好きなデザイナーがいて、その商品を追い続けている方もいらっしゃる。当店は本当に楽しいお店、観光客も多くいろいろな方と出会えるのも魅力。これからも楽しい商品を提供し続けたい。

-スタッフに望むことは?

お店は生き物のようだと感じている。当店のスタッフとお客さまのやり取りの空気感が、まるで店が息をしているよう。楽しい商品がそろい、8月初めごろから秋物が入荷し始めるので、スタッフにはお客さまと一緒になって楽しい買い物のお手伝いをしてほしい。

-CHEERのTシャツとは?

「Funny」がキーポイント。ほかの店にないものを考えオリジナルTシャツを製作している。「笑い声が絶えない店」がコンセプトなので、今後もお客さまに「ハッピーとスマイル」を感じていただける商品を提供していきたい。

「CHEER神戸店」のスタッフ五百蔵麻由さん(左)と井上店長(右)


■インタビューを終えて

取材中もずっと笑顔を絶やさない井上店長。取材中に来店した常連客には、好きなデザイナーの新商品をさっと広げる心配りも忘れない。「夢がある」「笑顔になれる」とセレクトした日傘や財布などの小物は、「かわいい」と女性客を中心に人気だという。

「これもこれも」とTシャツを広げてさまざまなデザインのTシャツを見せてくれる井上店長。商品一点一点の思い入れを話してくれるのが印象的だった。デザイナーから上がってきたデザインを一緒に形にしているからこそ、お客さまにストーリーを伝えられるのだと笑顔を見せる。

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