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神戸の小学校で「ラグビー人権教室」-質疑応答やリレーで交流深める

児童からの質問に答える選手ら

児童からの質問に答える選手ら

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 神戸市立中央小学校(神戸市中央区神若通7)で6月19日、「ラグビー人権教室」が開催された。

ラグビー教室の様子

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 子どもたちがラグビーの精神やプレーを通じて「人権について楽しくわかりやすく学ぶ」ことを目的とした同イベント。これまでにも講演などは行っていたが、ラグビーと組み合わせるのは初めて。ゲストに神戸製鋼コベルコスティーラーズの選手3人を迎え、同小6年生児童を対象に実施した。

 児童から「ラグビーをやる上で一番大切にしていること」を問われた佐藤貴志選手は「自分の限界を決めないこと。『できない、嫌』ではなくまずやってみることでここまで来られた」、正面健司選手は「みんなが同じ気持ちを持つという意味の『ワンチーム』という言葉」、安江祥光(よしみつ)選手は「全員が一人のために頑張ろうという意味の『one for all.all for one』という言葉」と回答。

 「ラグビーを続ける支え」を問われた安江選手は「ぶつかったり倒れたり、すごくハードなスポーツ。でもつらいのは自分だけじゃなく仲間がいるということ」、正面選手は「試合で勝つとうれしくてつらさも忘れる。両親や家族の存在も支え」、佐藤選手は「家族の支えもあるが、やめる勇気がなかったのが一番大きい(笑)」と話し、児童の大きな笑いを誘う一幕も。

 引き続き行われたラグビー教室では、選手によるスローイングやキックなどのデモンストレーションの後、子どもたちが実際にラグビーボールを使ったパスなどを体験。チームに分かれてラグビーボールをバトンがわりにリレーも行い、交流を深めた。

 最後は選手から子どもたちにサイン入りのラグビーボールが贈られ、全員とハイタッチ。子どもたちは「初めてラグビーボールを触ったが、楽しかった。もっとラグビーをやってみたい」「相手が受けやすいパスを出すことも人権を考える第一歩と言われ、それなら自分にもできると思った」などと話していた。

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