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神戸栄町通で作品展-女性日本画家が四季の移り変わり表現した12点

「気づかない人はまだ冬だと感じるくらいの春の到来」から「夏に向かう時の爽やかさ」を表現した作品12点を展示する

「気づかない人はまだ冬だと感じるくらいの春の到来」から「夏に向かう時の爽やかさ」を表現した作品12点を展示する

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 神戸・栄町通のギャラリー「GALLERY 301」(神戸市中央区栄町通1、TEL 078-393-2808)で現在、「筧有子個展 compendium of seasonal words」が開催されている。

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 日本画家の筧有子さんが今年2月の終わりごろから制作した新作を展示する同展。「まだ寒いのにつぼみが膨らむ」といった日本の四季の移り変わりに感動を覚えるという筧有子さん。「気づかない人はまだ冬だと感じるくらいの春の到来」から「夏に向かう時の爽やかさ」を表現した作品12点を展示する。

 作品は雲肌麻紙(くもはだまし)や白麻紙(しろまし)に、水干絵の具や顔彩で描いた。展示スペース中央には、「重なりが面白い」(筧さん)と紙の透明感を利用して作品を重ね床に寝かせるように展示。スケッチに近い「ドローイング」の技法も取り入れた。

 昨年7月に出産し、産後初めての個展となる筧さん。「妊娠や出産の経験をすることで人間の根源を見直す機会になり、感覚が研ぎ澄まされたように感じる。作品制作も自然体でやっていきたい」と笑顔を見せる。「見に来ていただける方にも硬くなるのではなく自然体で見に来てほしい。気に入るものや、それぞれの良さを感じていただけたらうれしい」とも。

 同ギャラリーの曽我金造さんは「筧さんの作品を展示するのは3回目。現代アートを中心に扱い、今後もアーティストと二人三脚でギャラリーを盛り上げて行きたい」と話す。

 開場時間は12時~18時(最終日は17時まで)。水曜定休。

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