神戸らんぷミュージアム(神戸市中央区京町、TEL 078-333-5310)で1月27日、企画展「かんでん子供絵画展」が始まった。主催は関西電力神戸支店(加納町6)で、今年で8回目。
同展は、同支店が管轄する兵庫県神戸市や尼崎市、伊丹市、淡路市など兵庫県南部の小学生を対象に公募した1,317点の絵の中から、優秀作品48点を展示する。テーマは「将来の夢」「電気のある生活」「あなたにできる環境にやさしいこと」の3つからどれかを1つを選んで描いた。画材は自由。小学校を通して公募を行ったため、1クラス全員から応募があった例もあったという。
最優秀作品に選ばれた垂水区の小学3年生の作品「未来都市をつくりたい」には、審査に当たった担当者も「見た瞬間『これだ!』と感じるものがあった。一瞬でも強く印象に残る作品」と選定の理由を明かした。力強いタッチで描かれているため、平面の水彩画の作品が立体的に見えるような迫力を持つ。
同社支店長室の木波本舞さんは「地域貢献になればと、昨年10月~1月初旬にかけて当支店ビルに65校500点以上の応募作品を無料展示した」と話す。応募作品については、「小学生はものを描く視点やもののとらえ方がすごい。水泳の様子を描いている参加児童の絵は、もうすぐゴールに着く、という瞬間を描いていて迫力がある。大人では思いつかない発想が面白い」とも。
「プロも使う展示スペースで、しっかりとした額縁に入れられ照明が当たっている自分の絵を、家族と一緒にぜひ見に来てほしい。『自分の描いた絵がこんな風に見えるんだ』と感じ、参加児童にもご家族にも喜んでもらえれば」と同館副館長の伊藤正則さん。
開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は、大人=400円、小人(中学生以下)=200円。2月8日まで。