ネスレ、本社社員480人対象に研修-新型インフルエンザの流行に備える

研修中にゴーグル、マスク、ゴム手袋と防護服を身にまとった社員が登場

研修中にゴーグル、マスク、ゴム手袋と防護服を身にまとった社員が登場

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 ネスレ日本(神戸市中央区御幸通7)は1月28日、神戸本社勤務社員約480人を対象に「新型インフルエンザ研修」を行った。

 取り組みは2005年スイス本社から始まり、日本では同年12月末に立ち上がった。「社員とその家族の新型インフルエンザ感染を防ぎ、健康を守ること」「事業継続計画を立てて、万が一の発生に備える」という2つの取り組みに注力するため、2006年からインフルエンザ予防接種の費用を一部会社負担にするなどの取り組みが行われてきたが、受講スタイルの研修会を開いたのは今回が初めて。

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 研修は、「新型インフルエンザに関する知識を習得」「防護服、臨時隔離室が準備されているなど社内の取り組みを知ることで、社員の不安を取り除く」ことを目的に開催。擬似感染者が同社内で発生した場合の対応方法を説明する場面では実際に防護服を着た社員が登場、あまりの仰々しさに会場がざわつく場面も。研修担当者からは「ウイルスに感染した日から感染者のくしゃみなどにウイルスが含まれるので、マスクの装着を徹底してほしい。体調が悪い時の自己判断での出社は危険」と訴えた。「食料品や日用品を蓄え、手洗い、うがいをするなど正しい衛生習慣を身に着けることが大切」とも。

 同社取締役兼専務執行役員で、新型インフルエンザタスクフォースリーダーの高田正澄さんは「飛沫(ひまつ)感染は1メートル前後の距離で起こり、接触感染の危険性もあるので、インフルエンザに感染しているかもしれない人とは2メートルの距離が必要」と説明し、外出の後などにはエタノールを含んだアルコール消毒の必要性を呼びかけた。

 同社は、「新型インフルエンザ 感染対策に関するガイドライン」を全社員に配布し、海外出張のある社員向けに「鳥インフルエンザ感染予防の手引き」を配布するなど、新型インフルエンザ対策を積極的に行っている。今後各営業所や工場でも同様の研修を行っていく予定だという。

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