菓子の製造・販売を行うブルーダ(神戸市中央区三ノ宮町1)が運営する通販サイト「メルヴェイユ」が4月4日、「クグロフ」の販売を始めた。
クグロフとはフランス・アルザス地方の伝統菓子。同店では、パティシエの高い技術とよりすぐりの素材により、伝統の味を忠実に再現しながらも独自の応用手法を取り入れたという。サイズは直径13センチ。注文は受注生産のみで受け付ける。
通常はブリオッシュ生地にレーズンなどを入れて焼き上げるのが一般的だが、同店では膨張剤を使わずにバター、卵、砂糖、小麦粉だけで生地の起泡性を高めるよう試行錯誤し焼き上げたクグロフ型のケーキ。また、食べる場所によって食感の違いを出すためにクルミやヘーゼルナッツ、キャラメルをランダムに混ぜ込むなどの工夫も。
メニューは、バター「コールマン」や徳島産の和三盆、クルミのブランデーを使った「クグロフキャラメリゼ」、ベルギーショコラ「カカオバリー」をふんだんに使いダークラムのブランデーで仕上げた「クグロフショコラドール」、宇治抹茶を使用し、砂糖漬けにしたクリに柿のブランデーを使った「クグロフ宇治抹茶マロン」(以上3,402円)の3種類。
同店担当者は「パティシエの楊井佑輝緒が一つ一つ丁寧に焼きあげるクグロフは、五感を駆使した繊細な調整が必要とされる品質の高い逸品。日々姿を変え、美しい輝きを放つ月のように、メルヴェイユのお菓子もお客さまに寄り添って日々進化し、驚きと素晴らしい笑顔をお届けしたい」と紹介する。