神戸・トアロードにある創作イタリアンのオーダーバイキング「神戸トアロード Sei（セイ）」（神戸市中央区下山手通3、TEL 078-321-1201）が10月4日、8周年を迎える。

隠しメニューの「テナガエビの特製アラビアータ」

　オーナーの浦口政毅さんは東北生まれの関東育ち。バーテンダー出身の浦口さんは、レストランの専属バーテンダーからマネジャーになり六本木や西麻布、表参道などのレストランで料理人としての経験を長年積み、多くの店舗立ち上げ、コンサルタントに関わってきた。13年前、ふと通りかかった神戸で「海を見ながら振り返ると山がある景色」の素晴らしさに引かれ、縁もゆかりもない神戸で一人、小さな店を出すことを決意し出店。2011年には、旧店舗から同所に移転した。店名には「子どもの名前を付ければ途中で諦めないと思い『Sei』と名付けた」と明かす。

　イタリアンカラーのタイルを使ったオープンキッチン、白い壁に木目調の店内は間接照明で落ち着いた空間を演出。店舗面積は14坪。テーブル24席、カウンター4席を用意する。

　メニューは「オーダーバイキング＆飲み放題付き」（3,980円～5,500円）、「オニオングラタンスープ」「気まぐれアヒージョ」（以上680円）、「自家製レーズンバター」（300円）などを用意。ドリンクは「ハートランド生ビール」「キリン ハード シードル」「日替わりグラスワイン」（以上700円）、カクテル（700円～）などを取りそろえる。オーダーバイキングは「お客さまの気持ちになって最適なタイミングと量を判断し提供するよう心掛けている」という。

　浦口さんは「東北生まれの人間が突然神戸に店を出して8年がたとうとしている。最初は戸惑いの連続だったが、神戸の人に受け入れてもらい、そして新しい神戸人として神戸で生きる決心とともに生きてきた8年はあっという間だった。そして今、神戸での新しいスタイルを模索しながら成長していこうと決意している」と意気込む。

　8周年を記念して10月いっぱい、「周年おめでとう」の言葉で「テナガエビの特製アラビアータ」などの有料隠しメニューを提供する。

　営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～24時（通常は分煙だが、ランチタイムは禁煙）。