神戸・北野のキッシュ専門店「神戸・近藤亭 Quiche-ya(きっしゅや)」(神戸市中央区山本通1、TEL 078-232-0620)が12月2日、開店7周年を迎えた。
仏アルザス地方の郷土料理「キッシュ」がメーンの同店。店舗面積は77平方メートル。カウンター14席とスタンディングコーナーを設ける。
木と白壁を基調とした温かみのある店内は、奥行きのあるテーブルカウンターとローチェアーを置き、家のリビングでくつろいでいるかのような心地良さを演出する。オープンキッチンのためライブ感があり、「料理、ワイン、会話を楽しめる店」として女性の一人客も多いという。
店主の近藤弘康さんは「元町でフレンチ『BISTRO 近藤亭』を経営していた際、(混雑により)入店できなかった多くのお客さまにも、当店のビストロ料理を家庭で楽しんでもらういい方法はないかと考えた結果、料理を紙パックではなく、キッシュ生地に詰めて持ち帰ってもらう事を思いついたことから専門店をオープンした」と話す。
メニューは、玉ねぎとベーコンを使ったベーシックのキッシュ・ロレーヌ」(420円)、「エビとアボカドのキッシュ」(520円)、「牛肉の赤ワイン煮込みのキッシュ」(570円)、「きんぴらごぼうのキッシュ」(470円)、「ラタトゥイユのキッシュ」(520円)など20種類。
バータイムのメニューは、「まるごとトマトのマリネ」(650円)、「サバの薫製、サラダ仕立て」(950円)、「プリプリエビのガーリックオイル煮」(850円)、「自家製オイルサーディン」(850円)、「イベリコ豚のステーキ、マディラソース」(1,850円)など40種類を取りそろえる。ドリンクは、ワイン(赤・白・ロゼ・スパークリング、グラス=700円~、ボトル=3,400円~)、ヱビス生ビール、ソフトドリンク各種(以上、600円)など。
近藤さんは「神戸で初めてのキッシュ専門店を開いた当初は、『無理』『やめた方がいい』『誰も成功していない』などの声も周りから多くあったが、7年がたち少しずつ認知され、11月には料理本『神戸・北野のキッシュレシピ』を出版するに至った。これからも皆さまに楽しんでいただける店を目指して頑張っていきたい」と話す。
営業時間は、11時~23時(テークアウト対応可)、バータイム=18時~23時。月曜定休(祝日の場合は翌火曜休)。