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神戸・三宮の公共空間で「アーバンピクニック」 都市公園活用の社会実験

同実行委員会事務局長の村上豪英さん(右)と本棚オーナーのティーハウス建築設計事務所・井上小矢香さん(左)

同実行委員会事務局長の村上豪英さん(右)と本棚オーナーのティーハウス建築設計事務所・井上小矢香さん(左)

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 神戸・三宮にある「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)内パフォーマンス広場で現在、「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」が開かれている。主催は神戸市と神戸パークマネジメント社会実験実行委員会。

「アウトドアライブラリー」

 同公園は神戸の中心に位置する都市公園。同イベントは、公共空間である同公園を市民が活用していくための社会実験で、親しみやすく魅力ある「市民のアウトドアリビング」として活用するとともに周辺エリアの価値向上につながる可能性を模索するために行う。

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 会場には、「アウトドアライブラリー」をはじめ、「ライブラリーカフェ」や芝生広場を展開。多くの人の思いを集めたいと、会場を手作りするだけでなく素材もリユースのものが多く使われている。芝生はゴールデンウイーク期間中に開催されていたイベント「インフィオラータこうべ北野坂」で使われていたもの、面材は六甲山の間伐材、テーブルは電気店で使っていた電気コードドラム、本棚や椅子は廃校になった市内の小学校で使われていたもの、飾りの旗は着古したTシャツで作った。「できる限り多くの人が関わりを感じていただければ」と同実行委員会事務局長で神戸モトマチ大学代表の村上豪英さん。

 「アウトドアライブラリー」は、36のテーマと本に込められた思いを集めたもので、8歳から77歳まで36組のオーナーそれぞれの本棚を設ける。思いを込めた本を寄贈していくことで、市民一人ひとりが公園の魅力を高めていくというプログラム。寄贈した人は本にメッセージを残し、参加者は本に込められたメッセージを読み自らのコメントも本に残す。

 テーマごとの「本の交流会」も開催。最年少の本棚オーナー・田中凛さんと環さんによる「勇気を出してみよう!!」、同じく最年少の湯川仁那さんによる「自分って何だ?」、最年長の本棚オーナー久保毅さんによる「日本とアメリカ 歴史の窓から見てみよう」のほか、「味のひろがりを味わえる料理本」「神戸暮らしをもっと楽しむ」「ハゲをはげます本棚」「人物往来 in KOBE 皆様オーライ!」「孤独には、力がある。」などをテーマに行う。

 「ライブラリーカフェ」では、ソフトドリンク(300円~)、ワイン、ビール(以上500円)のほか、軽食(250円~)も用意。無料のWi-Fi環境も提供する。

 6月13日・14日(9時~14時、飲食の販売は10時~12時)には、実験的なプロジェクト「ファーマーズマーケット」を開催。地域コミュニティーが農業をサポートしていくCSA(Community Supported Agriculture)の考え方を導入した地産地消の新しいプラットホーム「EAT LOCAL KOBE」の実現へ向けた一歩目として行うという。

 村上さんは「この公園は、ものすごく価値が高い場所だと思っている。ポテンシャルが高い場所に芝生やカフェなど適切なものがあれば、もっと良くなって周りの街に良い影響を与えるはず。平日の昼間は人も少なく、まだこの場所の良さに気が付いていない人も多い。日常生活の中でどれだけ市民の皆さんがこの公園を大切に思い楽しめるかということを目標に取り組んでいる」と話す。

 開催時間は8時~20時(最終日は17時まで)。利用無料。今月14日まで。

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