JR神戸駅前のビル4階にある外国語スクール&サロン「不破智子の神戸の教室」(神戸市中央区多聞通3、TEL 078-360-2802)が10月29日、開校5周年を迎えた。
同校を経営するのは、英語、中国語、日本語をこなすフリーアナウンサーの不破 辛迪 智子(fuwa cindy tomoko)さん。不破さんは、日本の放送局でのリポーター・ラジオDJなどを経て、2年間シンガポールへ滞在。シンガポール国立大学で中国語を学び、政府系放送局「メディア・コーポ」でアナウンサーとして国際チャンネルで日本語放送のFMラジオメーンDJを担当。トライリンガルとして、主に中国人バイヤーとの商談取引などのために、香港、シンガポールなどを頻繁に往来している。
本業のアナウンサーとして「国際色あふれる内容」にもチャレンジしており、全文英語やバイリンガルな司会のほか、企業研修の英語でのプレゼンテーションのサポート、接客マニュアル、英語・中国語メニューのアドバイスなどを行っている。言語の通訳ではなく「発信したい内容を効果的に伝える力、アピールする方法を提案」し、「不破智子というフィルターを通して、人、愛、商品、研究、思い、歴史を言葉で表現している」という。
さまざまな人と共に学ぶ場所を作ることで、自分自身が常に高い学習意欲を維持できるのではないかと考えて開校したという不破さん。実際にスクールを運営することで「想像を超える良い影響を受けることができた」と話す。英語の講座では、発音記号から「格好良く、正確に読む」発音矯正や伝える表現力など、アナウンサー経験が強く生かされている。
「継続できる楽しみを見つける」ことにこだわり、リラックスして語学を楽しめるように工夫。1級建築士・吉田公彦さん(神戸建築家倶楽部会長)がプロデュースした内装は無垢の木や南国の植物などを使い「癒やしの空間」に仕上げた。海外旅行記、インターナショナルな交友関係からの実体験を写真やエピソードのほか、音楽、映画のワンシーン、ゲームなどを踏まえたオリジナルの講座内容を展開している。
コースは、英会話(日常・トラベル・ビジネス)、試験対策(英検・TOEIC対策、定期テスト、中学生の英語・数学塾)、外国語会話(中国語、韓国語、モンゴル語)のほか、「プログラマーが教えるパソコン講座」「WEBデザイナーが教えるイラストレーター講座」「人間力UP話し方講座(プレゼンテーション、社員研修)」など。シンガポールの提携学校との連携により、英語・中国語の留学も支援。現地での語学学校に併せてホームステイ・寮などの滞在方法についてもコーディネートする。
会員登録制で、各講座受講料金のほかに会員登録費(1万300円)と教材費(実費)が必要。受講料金の例は、話し方講座(90分間×4回、3万8,880円)、イラストレーター講座(90分間×10回、9万7,200円)、講師1人に対して生徒3人以上の学生グループレッスン(90分間×4回、1万2,360円~)、講師1人に対して生徒2人の外国語レッスン(50分間×4回、1万300円)など。
不破さんは「一生懸命頑張っている方を応援したい。スクールは個々の目標到達へのペースメーカーとして存在していると思う。語学の勉強も伝える力を磨くことも、急激に上達することはなく『気を付ける』『心掛ける』の積み重ね。生徒の皆さんが実力をつけ、成果を形にする姿に自分自身の頑張る心がくすぐられる。ここは集う皆さんと私たちが築いた心地良く、すてきな空間。多くの出会いに心から感謝している」と話す。
営業時間は13時~21時。