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神戸ルミナリエ クラウドファンディングによる寄付プロジェクト開始

「第21回神戸ルミナリエ」の「バラの冠」と題した「スパッリエーラ」 photo by UETSUKI Akio

「第21回神戸ルミナリエ」の「バラの冠」と題した「スパッリエーラ」 photo by UETSUKI Akio

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 「第21回神戸ルミナリエ」の寄付プロジェクトが現在、クラウドファンディングで行われている。

「20th メモリアルプラーク」

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 神戸ルミナリエは、1995年1月17日に兵庫県南部地方を襲った阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に語り継ぐ、神戸のまちと市民の夢と希望を象徴する行事として開催。大震災が起きた年の12月、年初の悲しい出来事による犠牲者への慰霊と鎮魂の意を込めた「送り火」として、また間もなく新しい年を迎える神戸の復興・再生への夢と希望を託して始まった。以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに神戸の希望を象徴する行事として多くの市民に支えられ、神戸の冬の風物詩として定着。昨年は約344万人が来場した。

 以前から、会場での100円募金をはじめ、募金グッズの販売、1,000円募金キャンペーンなど、さまざまな募金による資金集めをしていた「神戸ルミナリエ」。震災から20年となる今年は、新たな試みとして国内最大の寄付型クラウドファンディングプラットホーム「ジャパンギビング」で開催資金を募るプロジェクトを開始した。特に目標金額は定めないという。

 支援した人には、光の記念堂「カッサ・アルモニカ」のデザインにジルコンをあしらった「オリジナルラペルピン」、黒・赤2色のボールペンとシャープペンシルが使える「蒔絵(まきえ)ボールペン」などのオリジナルグッズを用意。3万円を寄付した人には、過去20回のガレリア・フロントーネを0.3ミリメートルの薄い真ちゅうで忠実に再現し、合計20枚のプレートを一つの額装に仕上げた「20th メモリアルプラーク(ネーム入り)」を進呈する。限定各300個。

 同プロジェクトの実施に当たり、兵庫県ゆかりの著名人として、女優の相武紗季さん、お笑い芸人の髭男爵、神戸市内のサッカーチームとしてなでしこリーグの「INAC神戸レオネッサ」がファンドレイザー(推薦者)として参加。相武さんは「毎年、神戸ルミナリエの開催を多くの人たちが楽しみにしている。震災を経験した人もそうでない人も、ルミナリエの光を見ながら、それぞれに震災について振り返ったり、その時の思いを語り継ぐために、神戸ルミナリエの継続ができるよう、私も応援したい」とコメントを寄せる。

 神戸ルミナリエの開催期間は12月13日まで。点灯時間は、月曜~木曜=18時ごろ~21時30分、金曜=18時ごろ~22時、土曜=17時ごろ~22時、日曜=17時ごろ~21時30分。同プロジェクト募集期間は12月31日まで。

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