神戸市が運営する「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」(神戸市中央区小野浜町)内に4月22日、関西を拠点に活動する作家の支援を行う施設「ハンドメイドスペース『minneのアトリエ 神戸』」(TEL 080-8158-5512)がオープンした。
国内最大のCtoC(個人間取引)ハンドメードマーケット「minne(ミンネ)」の運営会社「GMOペパボ」(東京都渋谷区)と神戸市が運営する同施設では、作家向け勉強会や座談会を開催予定。作品撮影スペースのほか、ワークショップや展示会を行うイベントスペースとして作家に貸し出す。施設面積は66.43平方メートル。
イベントが行われていない日は、作家やハンドメードに興味のある人が気軽に立ち寄って楽しめるようハンドメード作品や書籍などを展示し、自由に交流できるスペースとして開放。同施設の運営を通じて神戸市から多くのハンドメード作家の輩出、就業率向上を目指すという。
オープン当日は、関西を拠点に活動するハンドメード作家約30人を招いてのオープニングレセプションを実施。久元喜造神戸市長とGMOペパボの佐藤健太郎社長が同施設を通じた取り組みについて語った。
久元市長は「2020年に向けて、神戸市の重要施策である『働き方改革の推進』の取り組みとして、それぞれの持つ才能を生かし開花させながら就業できる環境づくりを目指す。minneが提案する働き方が神戸から広がることを大いに期待する」と話す。
佐藤社長は「ハンドメードのクオリティーの高さや素晴らしいアイデアを多くの方に伝え、大量生産・大量消費ではないハンドメードならではの価値を創出し新しい経済圏あるいは文化として確立させていく。神戸市から多くのハンドメード作家が生まれ、新たなストーリーを作りだしていただけることを願っている」と話した。
営業時間は11時~18時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。