神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で6月18日、「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展が始まった。
日本美術コレクション約10万点を含む、古今東西の優れた美術品を網羅する約40万点のコレクションで知られているアメリカを代表するボストン美術館。同展では、江戸後期の人気絵師、歌川国芳(1797~1861)と歌川国貞(1786~1864)による錦絵170件を選び展示する。
館内は、娯楽・歌舞伎の演目になぞらえた2幕13章で構成。国芳・国貞の錦絵をより身近に感じるため、全作品にエッセンスを伝える一行解説を添えている。7月31日までは会場全域で写真撮影が可能で、スマホなどでSNSに即時共有することもできる。
同展のナビゲーターは、展覧会オフィシャルサポーター・中村七之助さんが務め、音声ガイドの語りも務める。利用料金は1台520円。所要時間は約35分。
会場ではオリジナルグッズのほか、スマホゲーム「パズドラ」、クマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK」、フィギュアブランド「小夏屋」、セレクトショップ「BEAMS」、フィギュアメーカー「奇譚クラブ」、メンズブランド「TAKEO KIKUCHI」とのコラボグッズも限定販売する。
17日に行われた開会式では、神戸市の玉田敏郎副市長、梶本日出夫館長をはじめ、ボストン美術館アジア・オセアニア・アフリカ美術部日本美術課キュレーターのセーラ・E・トンプソンさんらがテープカットを行った。
開館時間は9時30分~17時30分(土曜は19時まで)。月曜休館(7月18日は開館、7月19日は休館)。入館料は、一般=1,500円、高大学生=1,100円、小中学生=600円ほか。8月28日まで。