神戸・三宮のフードバー&エンターテインメントスペース「Ageha Base(アゲハベース)」(神戸市中央区下山手通2)で8月20日、映像作家・中川信雄さんによる自主制作短編映画の上映会が行われた。
中川さんは1986(昭和61)年生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、自主制作映画を手掛けながら演劇舞台記録撮影などを撮影。2012年より結婚式記録撮影を中心にフリービデオカメラマンとして活動、2015年から企業VTRなどの企画、ディレクターとして活動している。今年の春より、関西で活動する仲間2人との映画映像製作チーム「Doteyaki Production-ドテプロ-」を結成し、さらに活動の幅を広げている。
数々の受賞歴を持つ中川監督。「NHKミニミニ映像大賞」では5年連続ファイナリストとなり、うち2作品で準グランプリと審査員賞を獲得。現在は今年の応募作品を撮影しているという。
当日は、「COSMO FEST TOKYO 2014」「伊勢崎映画祭」で入選した中川監督の代表的な短編映画「青に、春色。」(2014年)、「NHKミニミニ映像大賞」準グランプリの「懐かしのたこせん」(同)の過去作品と新作短編映画「ゴトウ写真館」(2016年)を上映。「懐かしのたこせん」出演の宮前侑平さんと「ゴトウ写真館」出演の樹谷奈央子さんもゲストに迎え、中川監督とトークショーを行い、撮影の裏話などを披露した。
中川監督は「神戸で上映会を開くのは今回が初めて。いつかロケーションとしても使いたいと思っている大好きな街なので、これを機にもっと関わっていきたい」と話す。
9月3日には、大阪・阿倍野にある古屋再生のカフェ&ギャラリー「流流(ruru)」で「祇園天幕映画祭」最優秀賞受賞作品「マルチリンガル・ギオン」の上映を予定している。