神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5)全館で10月2日、熊本チャリティーイベント「みなと神戸 酒フェス 2016」が初めて開催される。主催は「駅前グループ」、協力は「酒商 吟SHIZUKU」「今井商店」。
「今年4月に発生した熊本地震を受けて、『阪神・淡路大震災の被災地に生きる者として何か貢献できることはないか』という思いから今回のチャリティーイベント開催を決めた」と同実行委員会の今井健介さん(酒商 吟SHIZUKU)。会場に募金箱を設け、売り上げの一部と募金を熊本被災地の復興支援金として寄付するという。
テーマは「神戸から酒と食で復興支援」。全国の地酒の利き酒ができるイベントで、山口県の「獺祭」「雁木」、静岡県の「臥龍梅」、兵庫県の「仙介」「白鶴」「菊正宗」など、35の蔵元、47銘柄(150種類以上)の地酒とリキュールが飲み放題となる。魚介を使った料理をつまみとして提供(別途フードチケットが必要)するほか、酒の販売コーナーも設ける。先着で「吟醸グラス」を進呈。1200人の来場を見込む。
当日は、「駅前グループ」が「本まぐろ解体ショー」を行うほか、神戸を中心に活動している武将隊「神戸・清盛隊」、エレクトロニックポップ盆踊りユニット「ぼんぼリボン」、雑食インストミュージックグループ「うなぎばんど」、名古屋を中心に活動しているよさこい鳴子踊りチーム「やいろ」などによるライブステージも展開する。
今井さんは「実際に酒を造る蔵元や酒蔵が参加し振る舞うので、酒造りの話を直接聞くことができる」と話す。「全国からの支援を受けて復興を遂げた神戸の街の思いを形にして届けたい」とも。
開催時間は12時~17時。チケットは、前売り券=2,500円、当日券=3,000円。