神戸のIT企業「神戸デジタル・ラボ」(神戸市中央区京町、TEL 078-327-2280)が11月20日、プロスノーボーダーの岡本圭司さんと共同開発したアプリケーションサービス「yukiyama(ゆきやま)」を発表した。
同社のスノーボードを愛するシステムエンジニアらがこれまでに発表されていた同様のアプリケーションを分析し、使用者目線で欲しい機能を開発したという同アプリ。監修を務めた岡本さんは、昨年2月に撮影中の事故で下半身不随と診断されながらもケガを乗り越え、今年3月には約1年ぶりにランディングを果たした。
日本全国400カ所以上のスキー場情報を掲載し、マイページ機能なども備える。全国のスキーヤーやスノーボーダーに加え、初心者もターゲットに初年度のダウンロード数は26万5000ダウンロードを目指す。
アプリでは、天気や気温、積雪、雪質、コースルートを表示する基本情報に加えて、GPSで位置情報を把握しチェックインする機能や、アプリ利用者同士で連動するグループ機能などさまざまな機能を搭載。英語表記への切り替えも可能で、今シーズン中には中国語にも対応する予定。マイページではオリジナルアバターの制作などで自分好みにカスタマイズできる。
岡本さんは「ウインタースポーツ業界はなかなかIT化が進んでいない。便利で面白いものを作って、もっと多くの人にスキー・スノーボードを身近に感じ、満足を得てもらいたいという思いからアプリ開発を決心した」と経緯を明かす。
同社ソリューション本部の井上亮さんは「ダウンロード開始日は、多くのスキー場がオープンする時期に合わせた。今年のスキー・スノーボードのシーズンはyukiyamaアプリで雪山を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
iOS・Androidに対応。ダウンロード無料。