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神戸市消防局×フェリシモコラボ商品第2弾「消防車型ネコの爪とぎボックス」

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 通信販売のフェリシモ(神戸市中央区浪花町)が4月10日、神戸市消防局(加納町6)と同社「猫部」のコラボ商品「猫さんのつめとぎ付き消防車『HAZ-MAT KOBE 119』」の申込受け付けを開始する。

消防車「神消にゃんにゃん」に乗り込む猫

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 効果的な広報を実現するために、企業と連携したコラボレーション商品による情報発信など、さまざまな取り組みを進めている同消防局。同社とは防火・防災情報の発信に関する連携協定を締結し、昨年5月にコラボ商品として消防服(防火服と活動服の計2種類)を模したペットボトルホルダーを発売しており、今回が第2弾商品となる。

 同消防局によると、住宅火災の原因はガスコンロやストーブ、たばこなどをイメージすることが多いが、犬や猫などのペットが電気コードやスマートフォンなどの充電池をかじってしまい、回線のショートにより火事になってしまう案件は件数こそ少ないが全国で毎年発生しているという。

 同消防局中央消防署に配備されている特殊災害対策車「神消22」のデザインをモデルにした同商品は、猫が中に入って遊び、爪とぎをするための消防車型ボックス。同車両内には特殊災害に対応するための資機材が積まれているが、同商品では代わりに爪とぎボードを積載している。同梱されるメッセージカードには、ペットが原因となる火災についての注意情報を掲載。「神消22」が「神消にゃんにゃん」と読めることから、同モデルを採用したという。

 取材の中で「実は猫アレルギーで、かゆい目をこすりながら頑張った(笑)」と明かした同消防局広報担当の高岡武志さん。「試作の段階で猫カフェに協力いただき、実際に猫たちに使ってもらった。中に入って遊ぶ姿を見たときはとてもうれしかった」と笑顔で話す。「『神消22』は放射性物質や有毒ガスなどによる特殊な災害に対応するための特別車両なので、猫のにおいを消臭する機能があればと思ったがコストの問題で断念した。リアルな『神消22』にするための改造をしていただくのも面白いかも」とも。

 販売価格は3,008円(組み立て式、爪とぎボード付き)。売上の一部(1個につき100円)は、フェリシモ内の基金「神戸市消防局とつながる応援基金」「フェリシモの猫基金」として運用する。申し込みはフェリシモのサイトから。コラボ企画の実施に当たり、消防局側の費用負担は一切ないという。

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