熊本地震発生から1年となる4月14日、神戸を中心に活動している武将隊「神戸・清盛隊」が熊本地震・熊本城復興チャリティーCDを全国発売した。
2012年の大河ドラマ「平清盛」に合わせ神戸市が開いたイベント「KOBE de 清盛2012」のPRキャラバン隊として、「平安時代より呼び起こされ、スマホ型タイムマシンで平成にやって来た」平清盛、重盛、宗盛、知盛、重衡、敦盛、GIONの7人で構成する同隊。「KOBE de 清盛2012」が閉幕した2013年1月14日、「平安時代に戻り、眠りについた」が、ファンからの「清盛隊を存続させてほしい」という多くの声援に応え、2013年5月に民間団体として復活した。昨年4月、初の全国流通盤となるシングルCD「桜歌(はなうた)~yamato~」を発売。オリコンインディーズ週間ランキングでは8位を獲得した。
同隊は、熊本城で活動する「熊本城おもてなし武将隊」との交流が深く、熊本地震発生を受けて直ちに募金活動を開始。昨年9月には熊本城へ出向き、熊本城復興支援金を寄付している。その後も「熊本の復興に微力ながらも何かお助けできないか」と考え続けていた同隊。「復興の街・神戸から、元気と笑顔を届けたい」「神戸がそうであったように、熊本にも継続的な支援を」「熊本のシンボル『熊本城』復興に役立つことを」という思いから、歌って踊れる武将隊「神戸・清盛隊」のコンテンツを生かした新曲の制作に乗り出した。
今回、全国流通盤となるシングルCDは「光~from my beloved home」(1,200円)。カップリング曲は、熊本地震・熊本城復興チャリティーソング「くまもと しっとぉ!?」(「しっとぉ」は神戸の方言で「知ってる」の意味)。熊本の名産品や名勝などを歌詞に取り入れ、熊本の資産を紹介している。CDの収益は熊本城復興支援金として全額寄付する。
4月15日は「ミント神戸」(神戸市中央区雲井通7)2階デッキ特設ステージ、16日には「アスピア明石」(明石市)1階アトリウムコートでインストアライブも開催。大勢のファンが集まり、CDは当日予定の販売数を完売。急きょ次回開催分を追加して販売し、こちらもほぼ完売した。
同隊プロデューサーの若見しのぶさんは「この春の清盛隊の新曲は2曲。共に、阪神・淡路大震災より復興を進めてきた神戸の地で活動する清盛隊の思いを込めたものとなっている。『光~from my beloved home』は、今困難に立ち向かう全ての皆さまに希望の光をエールとして届けたいという思い。『くまもとしっとぉ!?』は熊本へエールを送る思い。清盛隊の思いを受け止めていただき、熊本の復興に協力いただければ」と話す。
新曲は全国のCDショップで販売するほか、iTunes、レコチョク、amazonデジタルミュージック、LINE MUSICなどでのウェブ配信も行う。