神戸・大倉山にある多目的イベントホール「神戸ラピスホール」(神戸市中央区楠町7)で9月3日、ロックバンド・ワタナベフラワーによる音楽イベント「神戸ストラット クマウドファンディング お願いワンマンライブ」が行われる。共演は、「謎のアイドル『スピードラブ』」。
阪神・淡路大震災から20年の2015年、「神戸の街は元気にやっとうよ!」というメッセージを全国に向けて発信し、東北の子どもたちを招いて復興した神戸の姿を見てもらいたいという思いから立ち上げた入場無料の野外ロックフェスティバル「神戸ストラット」。初年度は「1000万ドルの夜景」が見える摩耶山の山頂近くにある展望広場「掬星台」(灘区)で、2年目は「世界一のつり橋」が見える舞子公園(垂水区)で行われた。
今年は「世界一美しい野外ハロウィンフェス 神戸ストラット2017 in 六甲アイランド~元気にやっとうよ~」と題して、10月28日に六甲アイランドリバーモール公園(東灘区)での開催が決定。「神戸の街は『元気にやっとうよ!』を全国へ向けて発信」「東北の人たちを招いて『なかよくしようよ』」「世界で一番美しいハロウィンフェスティバルを目指して」を掲げる。この日は「六甲アイランドハロウィンフェスティバル2017」も行われており、初のイベントコラボとなる。
現在発表されている出演者は、ワタナベフラワーをはじめ、シンガー・ソングライターの平松愛理さん、ロックバンド「アカシアオルケスタ」、アカペラボーカルグループ「Permanent Fish(パーマネントフィッシュ)」、アコースティックデュオ「にこいち」、エンターテインメントデュオ「サーカスフォーカス」、シンガー・ソングライターの今村モータースさんなど。
昨年同様、東北の人たちを招待する資金やイベント制作・運営費のため、神戸を中心に活動する「ワタナベフラワー」のボーカルで実行委員長でもあるクマガイタツロウさんがクラウドファンディングならぬ「クマウドファンディング」で支援を募っており、今回のチケット代は全て開催資金に充てるという。目標金額は100万円。申し込み締め切りは9月30日。
クマガイタツロウさんは「六甲アイランドには神社やお寺がないのでおみこしや地蔵盆などがない代わりに川の流れるすてきな公園と家族で楽しめる野外ハロウィーンイベントがある。このハロウィーンイベントは30年もの歴史があり、街の野外ハロウィーンイベントとしては日本で一番古いとのこと。街の人たちが一生懸命作るこのイベントが僕たちは大好きで、縁があり、3年前にテーマソングも書かせていただいた。今年は、この歴史あるイベントとの初コラボをみんなで作り上げたい」と熱く語る。
14時開場、14時30分開演。料金は、大人=3,000円、中学生以下=1,500円。