神戸の市営地下鉄山手線・県庁前駅の西に10月17日、野菜家庭料理「ごはんや ももんち」(神戸市中央区中山手通7、TEL 078-381-9017)がオープンした。
店舗面積は11坪。席数は、テーブル8席、カウンター6席。白と木目を基調とした店内は、店主の山仲桃子さんが「ストーリーのある資材を使いたい」と床やカウンターには六甲山の杉、タイル調に組み合わせた壁には日本家屋の天井板に使う秋田県の杉を利用。ミツマタや桜の枝をはじめ、緑も多く配置し、温かみのある落ち着いた空間に仕上げた。トイレには六甲山のヒノキや間伐材を利用している。
兵庫県多可町出身の山仲さん。約6年飲食業を経験した後、今年の6月から催事などで「ももんちのベジまん」の販売を始め、今回の店舗オープンにこぎ着けた。料理には、多可町鳥羽地区にある実家の畑で山仲さんの父が作った野菜と同地区の「橋詰さんちの米(こしひかり)」を中心に産地が分かる安全な食材を使う。店名は山仲さんの愛称「ももちゃん」から、家(=ももんち)に遊びに来る感覚で気軽に立ち寄ってほしいという思いで付けた。
ランチは、「日替わり定食(メイン料理、総菜4種、具だくさんのみそ汁、ご飯、食後のドリンク)」(1,000円)。11月から始まるディナーは、総菜の小鉢(300円~)、定食(1,200円)などを予定。ドリンクは、ビール(500円)、グラスワイン、焼酎、ハイボール、日本酒(以上500円~)、「西村さんちのゆずジュース」などのソフトドリンク(400円)をそろえる。
山仲さんは「食材をおいしく食べていただけるように、メニューはその日の野菜の『顔』を見てから決めている。ランチタイムは定食だけでなく丼メニューなども検討している。ディナー営業も始まるので、家に帰って食事をする感覚で気軽に立ち寄っていただきたい」と話す。「多可町には良いものがたくさんあるので、この店がアンテナショップとしての役割も担っていければ」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~21時(ラストオーダー、10月はランチ営業のみ)。日曜・月曜定休。