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神戸・モダン寺で「花隈モダンタウンフェス」 長唄演奏家を招き、邦楽ライブも

「第4回 花隈モダンタウンフェスティバル」の協議会に参加したメンバーら

「第4回 花隈モダンタウンフェスティバル」の協議会に参加したメンバーら

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 神戸・花隈にある「本願寺神戸別院(通称=モダン寺)」(神戸市中央区下山手通8)で5月27日、「第4回 花隈モダンタウンフェスティバル」が開催される。主催は花隈モダンタウン協議会。

本堂で邦楽ライブを開催

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 同協議会が地元自治会や学校などの協力も得て、2016年11月に初めて開いた同イベント。地元住民が地元の事業者や学校関係者らと交流することで、地域の連帯感が生まれ活性化につながることを期待し、昨年は5月と11月の2回開催。今年からは毎年第4日曜に親鸞聖人の誕生を祝って催される行事「宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)」に合わせて開く。

 1階ホールでは体験&展示コーナーを展開。花隈になじみの深い楽器「三味線」体験、フィンランドの布地を使った小物作りや「ちょうちん」を作るワークショップ、昔の花隈の風景を背景に記念撮影を行う「新発明!タイムスリップカメラ」、障がい者活動支援製品の販売、花隈の歴史が分かる動画・写真パネル展示のほか、今回新たに日本で初めて活動写真を上映した「神港倶楽部」を紹介する。

 前庭では、「ガーデン バイ マザームーン」、紅茶専門店&カフェ「Tearoom CoCo.」、パクチー研究所「花吉」、青果店「Plus3 Marche Motomachi」、キーマカレー専門店「元町通3丁目」、アジアン食堂バル「SALA」などの地元店舗による「1日限りの屋台ストリート」を展開する。

 イベントのフィナーレには、神戸市文化奨励賞やひょうごアーティストサロン賞などを受賞した長唄東友会・師範の松浦麻矢さん(東音)などの演奏家を招き無料の邦楽ライブ(15時30分~16時)を3階本堂で開催。神戸所縁の長唄でもある「楠公」などを披露する。

 三味線体験コーナーを担当する同協議会メンバーの田中祐一さん(甲友電気設備社長)は「今回の目玉はイベントの最後を飾る邦楽ライブ。小さなステージだが歌舞伎音楽のような豪華なラインでの演奏を無料で見ることができる。開演前の会場は寺の行事で使われているため、早い時間からの入場ができない。席に限りはあるが通常のライブと違い予約などもできないので、ご了承いただければ」と話す。

 開催時間は10時~16時30分。入場無料。

 同協議会は、「花隈の歴史を後世に伝え、新たな魅力と活気を創造し、若い世代に引き継ぐ」をコンセプトに共栄印刷(花隈町)の磯田弘子会長が発起人となって地元の事業者らと2015年に結成。次世代の担い手である子どもたちをはじめ、多くの人に花隈の歴史と魅力を伝えるため、さまざまな取り組みを続けている。

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