生田神社(神戸市中央区下山手通1)で5月22日から、兵庫県神社庁雅楽研修会が始まった。
伊勢神宮の雅楽の専門職である神宮楽師を講師として招き、神社神前での雅楽奏楽技術向上と精神性を学ぶ機会として昭和初期から行っている同研修会。近年は県内の神社関係者だけでなく、一般の雅楽愛好家も参加できる研修会となっている。
同神社権禰宜(ごんねぎ)で兵庫県神社庁雅楽講師の酒井康博さんは「神戸で音楽といえばジャズをイメージする方が多いが、神戸でもさまざまな人が雅楽を学んでいる。会では連日、約35人が参加し、熱心に耳を傾けている」と話す。
「神社関係者をはじめ、興味のある方々にも垣根なく参加いただける研修会となっている。神戸でも月に一度はどこかで雅楽の演奏会が開催されているので、ぜひ見かけたら聞いていただきたい」とも。
5月25日まで。最終日の11時からは拝殿で奉納演奏を行う。