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神戸・三宮にスタートアップ向けレンタルオフィス IT事業者支援も

神戸新聞社パートナーセンター地域連携室の阪本浩之室長

神戸新聞社パートナーセンター地域連携室の阪本浩之室長

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 神戸・三宮の「三宮スカイビル」(神戸市中央区磯上通4)6階~8階に7月2日、コワーキングスペースなどのシェアスペースを併設した会員制レンタルオフィス「120 WORKPLACE KOBE(イチ・ニ・マル ワークプレイス神戸)」がオープンする。

コワーキングスペース

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 スタートアップを含むIT事業者を主な対象とした同施設は、「若者が集い、起業しやすい街の実現と地域の経済活性化につながる拠点」として神戸新聞社が開設。2015年度から行ってきたIT分野の起業を支援する「神戸スタートアップオフィス事業」で培ったノウハウとネットワークを生かし、事業支援を通じてさらなる地域の活性化に努める。

 3フロアの総面積は770平方メートル。6階・8階はレンタルオフィス(各フロア16室)。7階はシェアスペースとして、コワーキングスペース(約40席)、貸し会議室(セミナー最大24人利用=1室、会議最大6人利用=2室)、カフェブースなどを用意。簡易ライティング機材完備の撮影スタジオ兼フリールーム(セミナー最大15人利用)も設け、撮影した写真や動画はSNSなどで配信できる。大型マルチ6面モニターや音響設備を使った最大100人のイベント利用も可能。

 初日には、7階でオープニングセレモニー(11時~、一般参加可能)を開催。施設内を見学することもできる。

 神戸新聞社パートナーセンター地域連携室の阪本浩之室長は「シェアスペースでは、利用者のニーズに応じたイベントなども予定している。インキュベーター、ビジネス企業、自治体などが集まり交流することで、新たなコミュニティーが生まれるのでは」と話す。「メディアが持つ情報発信力やネットワークを生かした地域振興に取り組み、新たなビジネスの成長を支援していく」とも。

 料金は、コワーキングスペース利用会員=月額1万6,000円、有料コミュニティー会員=月額2,000円、初回登録費2,000円、ドロップイン利用=1時間500円、1日1,000円、初回登録費1,000円、会議室=1時間1,000円~、撮影スタジオ=1時間3,000円、レンタルオフィス=月額9万8,000円~(通信回線料は1万5,000円)など。

 ITを活用する起業家には、兵庫県と神戸市のIT関連事業所開設支援事業の補助金制度を活用することで賃料・通信回線費を半額補助。人件費も定額補助を受けることができる。

 シェアスペースの営業時間は10時~21時(土曜は18時まで)。日曜・祝日休業。レンタルオフィスは24時間利用可能。イベント利用可能時間は7時~9時時(土曜は18時30分~21時、日曜・祝日は10時~21時、時間内最大8時間)。問い合わせは神戸新聞社パートナーセンター内開業準備室(TEL 078-362-7265)まで。

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