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神戸の企業が減災支援活動 「倒壊による災害減らしたい」と無償診断実施

リフォーム・リノベーション事業などを行う「ツムギ住研」の橋本純一社長

リフォーム・リノベーション事業などを行う「ツムギ住研」の橋本純一社長

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 神戸・阪神春日野道駅近くのリフォーム・リノベーション事業などを行う「ツムギ住研」(神戸市中央区南本町通2、TEL 078-241-2648)が7月26日より、減災支援活動を開始した。

倒壊の危険性があるブロック塀

 同社は、1982(昭和57)年神戸生まれの橋本純一さんが2009年12月18日に創業。神戸・芦屋・西宮を中心にリフォーム・リノベーション工事・新築・マンション管理などを行っている。社名は「紬(つむぎ)」「紡(つむ)ぐ」に由来し、縦糸と横糸を重ねていく織物のように「皆で協力し合って素晴らしいものを作り上げたい」という思いから付けた。

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 今年6月の大阪北部地震と7月の西日本豪雨災害を受け、今後起こりうる災害に対して被害を最小限にする取り組みとして、依頼のあった神戸、阪神間の建物やブロック塀などの簡易調査を無償で実施する。橋本社長は「命を守る建物を扱う立場にいる者の責任として、一人でも多くの命を救いたい。建物に対しての耐震対策は進められているが、大阪北部地震で問題になったブロック塀や外壁などは見落としも多い」と話す。

 橋本社長は、所属する青年会議所の活動の中で阪神・淡路大震災経験者として東日本大震災の被災地に訪問。生の体験談を聞く中で、「なぜ倒壊を事前に防ぐことができなかったのか」という思いが心の中に残ったという。度重なる自然災害から、少しでも倒壊による災害を減らしたいと今回の減災支援活動に踏み切った。

 調査依頼は電話・メールで受け付ける。希望日時の候補から日程を決め、建築の専門家が現地調査を実施。修理の必要性など簡易検査結果は書類で報告する。

 橋本社長は「報告書を提出させていただいた後はお抱えの大工や工務店などあれば、その資料を見せていたければ自身で次のステップに進めていただくことができる。限られた人数で通常業務をやりながらなので多少お待たせしてしまうことがあるかもしれないが、できるだけ長く減災支援活動を続けていきたいので理解いただければ」と話す。「この活動がきっかけで減災の大切さや危機管理の重要性を多くの方々に知っていただきたい」とも。

 営業時間は9時~18時。土曜・日曜・祝日定休(8月13日~16日は夏季休暇)。