士業メンバーで構成する団体「こうべ企業の窓口」(神戸市灘区永手町3)のユーチューブチャンネル「My法務チャンネル」シーズン1の最終撮影が8月28日に行われた。
2013年4月、神戸商工会議所(港島中町6)の「サムライ神戸ネットワーク」に登録している専門家の有志が集まり「士業のための支援手法研究会」として活動を開始し、同年9月に「士業のためのスキルアップ研究会」と改名。「複数士業が集まれば企業のあらゆる問題を解決できるのではないか」と「内向けの研究会」から「神戸の企業のために活動する団体」へと方向転換し、2014年4月に「こうべ企業の窓口」と改名した。
今年4月には第9期を迎え、現在は弁護士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、1級建築士、税理士、公認会計士、ファイナンシャル・プランナー、社会保険労務士、中小企業診断士などの士業38人が登録(7月6日現在)。神戸の中小企業の支援を通じて、「起業してよかった街、日本一」を合言葉に活動している。
今年2月から撮影を開始し、週1本のペースで動画配信している同チャンネル。メンバーが各専門性を生かし、「働き方改革について」「パワハラ防止と職場コミュニケーション」「大丈夫?御社の法人登記について」「働きすぎは罪になる?外国人のアルバイト事情」「電子申告の義務化について」「ロゴマークと著作権~企業のロゴマークは誰のもの?~」「売上につながる、特許・実用新案・商標の考え方」など、さまざまな視点から中小企業に役立つ情報を対談形式で提供している。
第9期代表幹事で司法書士の北尾浩一さんは「当団体の活動は6年目を迎えたが、まだまだ知名度が低い。SNSだけでなく好きな時間に好きな内容を選んで視聴していただける動画を活用することで、より多くの人に知っていただきたい。今回の撮影でシーズン1を終えたが、すでにシーズン2に向けての構想を練り始めている」と話す。